堅実女子ニュース&まとめ ひとりになりたいのは根暗だから……じゃない!「内向的な人が秘めている力」

ワイワイした飲み会が苦手だったり、グループで話をするときに自分をアピールできず、聞き役に回ってしまったり…。電話で話すのが苦手でメールの方が楽だったり、ひとりで部屋にこもって好きなことをしたかったり…。そんな自分の性格を「社交的ではない」と感じ、コンプレックスを抱いている人も少なくありません。

そういう性格の人は「社交的になろう!色々な人と関わるのは良いことだ!」と無理をしてしまいがちですが、それでは心身ともに疲れが溜まってしまいますよね。今回ご紹介する動画の無料配信プロジェクト、TED Talksの「内向的な人が秘めている力(原題 The Power of Introverts)」では、ライターのスーザン・ケインさんがそのような『内向型』の人が活躍しやすくなる方法について講義をしています。

TED Talksで講義をするスーザン・ケインさん。 
Photo: Ryan Lash / TED

スーザンさんは、会社や学校などをはじめとする現代の社会は、『外交型』の人向けに作られており、『内向型』にとっては生きにくい世界だと説明しています。ですが『内向型』の人は、創造性に溢れているなどの強みがあり、その性質を理解し『内向型』に合った環境に身を置くことで、今より才能を発揮できるのだそうです。

『内向型』『外交型』とは?

ひとりが好き、大勢で話したりするのは苦手……、そんな人は「人付き合いが悪い」「社交的ではない」と、現代社会では“良くないこと”とみなされてしまうケースも多いです。ですが、そのような性格は、実は欠点なのではなく『内向型』と呼ばれる性格のタイプであり、悪いことではなく、むしろ強みにもなるものなのです。

『内向型』『外交型』という性格分類を最初にしたのは、心理学者のカール・グスタフ・ユングです。彼が1921年に出版した『心理学的類型』で、この言葉は登場しました。人々の性格は皆、極端な内向型から極端な外向型までの中の、どこかに位置するそうです。内向型と外交型のちょうど中間というような人たちもいて、そのようなタイプは『両向型』と呼ばれています。

『内向型』というのは、静かで刺激の少ない環境を求める性質があり、逆に『外向型』は外からの多くの刺激を求めます。『内向型』は大勢よりは少人数を好み、パーティーでワイワイすると消耗し、ひとりで過ごして好きなことをすることでエネルギーが充電されるタイプ。『外向型』は、大勢の人と関われる場所や物事を好み、ひとりでいると力が湧かず、人と関わり外からエネルギーを得ることで充電するタイプです。

スーザン・ケイン「内向的な人が秘めている力(原題 The Power of Introverts)」のあらすじ

スーザン・ケインさんはアメリカのライターで、著書に『内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法(原題 Quiet)』などがあります。プリンストン大学を卒業、ハーバード大学ロースクールを修了し、弁護士を経てライターに転身したスーザンさんは、幼い頃から本が大好きな内向型でした。

ですが、ひとりで静かに本を読んでいると「どうして静かにしているの?」と問われたりすることも度々あり、“外交的になり、ひとりでいるよりもみんなと関わるべきだ”、というメッセージをまわりから受け取っていました。社会のつくりは、内向型にとって不利なものだったと語っています。

長年、本来の自分を押し殺して生きてきたスーザンさん。ですが、内向型の人はそのように外交型のように振る舞おうと無理をして生きるよりも、静かで刺激の少ない環境に身を置くことで、クリエイティビティやリーダーシップというような、秘めている力を発揮できると言います。

トークの中では、『内向型』が『内向型』らしく生きることのメリットや『内向型』が活躍するために社会に必要なものについて、スーザンさんがユーモア溢れるストーリーとともに語ってくれます。詳しい内容はTED Talksの動画、スーザン・ケイン「内向的な人が秘めている力(原題 The Power of Introverts)」をご覧ください!

TED Talks スーザン・ケイン「内向的な人が秘めている力(原題 The Power of Introverts)」

スーザンさんによると、世の中の3分の1から2分の1の人は『内向型』だそうです。
Photo: James Duncan Davidson

『内向型』にとって、“ひとりの時間”は大切な充電タイムなのですね。筆者も『内向型』なので、わかりみが深いです…。『内向型』であることに勇気をもらえるスーザン・ケインさんのTED Talks、ぜひ見てみてください。

アイキャッチ画像/James Duncan Davidson

文/まなたろう