堅実女子ニュース&まとめ 秀才とはどんな人を指すの?天才との違い、類語も解説

人の才能を表すときに使われる『秀才』とは、具体的にどのような人のことなのでしょうか?主な特徴や天才との違いとともに、意味や語源についても紹介します。類語や対義語も知っておくと、使い分けがしやすくなります。

秀才の意味・語源

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まず、『秀才』の言葉の意味を解説します。あまり知られていない語源についても見ていきましょう。

中国の科挙科目の一つ

『秀才』の語源は、『科挙(かきょ)』と呼ばれる古代中国の官吏登用試験にあります。重要な試験科目の一つに『秀才科』があり、時事問題に関する小論文を課すもので難関とされていました。

のちに、科挙を受ける人や合格者に対して『秀才』という言葉が用いられるようになったそうです。

現在も『優れた学問的才能やその持ち主』を表す言葉として使われています。文章では、「彼は幼少期から秀才として知られており、世界的に有名なアメリカの名門校を主席で卒業した」「彼女は秀才ともてはやされているが、陰で人並み以上の努力をしている」のように使います。

秀才といわれる人の特徴

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秀才とは、どのような人を指すのでしょうか?主な特徴を三つ紹介します。

勉強熱心な努力家

秀才といわれる人は、勉強熱心な努力家です。掲げた目標に向かってコツコツと努力を積み重ね、努力の結果として良い成績や成果を収めています。

また、ポジティブ思考の人も多いでしょう。努力がすぐに結果に結びつくとは限らず、長期化することもあります。モチベーションが下がってしまい、気持ちが揺らいでしまうこともあるでしょう。

しかし、秀才といわれる人は、『結果は後からついてくる』『目標を達成できるはず』とポジティブに考え、努力し続ける精神的な強さがあります。

オールマイティで苦手が少ない 

秀才といわれる人は、何でも器用にこなせるオールマイティで、苦手なことが少ないのも特徴です。オールマイティな理由は、すぐに諦めずに努力できることや好奇心旺盛なことが関係しています。

チャレンジ精神が旺盛で、できないことを努力してできるようにするため、結果的にあらゆることを器用にこなせるのです。

また、器用な人は理解力が高く、何でも要領よくこなせるのも特徴です。それまで携わったことがない業務でも、すぐに習得し効率よく進められるでしょう。

これは、器用な人には鋭い観察力があり、得意な人やできる人の真似をする能力に長けているのが理由の一つです。

論理的に物事を考える

論理的に考えられるのも秀才といわれる人の特徴です。数字などを使用して分かりやすく筋道を立てて説明したり、現実化したりする能力に長けています。

ネット社会になり情報があふれている現代ですが、ロジカルシンキングが身に付いているため、情報にまどわされることもありません。さまざまな因果関係を論理的思考でひも解き、物事の本質を見極める能力にも長けているといえるでしょう。

また、組織の中では秩序を重んじて、堅実に業務をこなします。どのような状況でも冷静かつ論理的に見極められる強みも生かして、リーダーとして活躍できる人も少なくないでしょう。

秀才と天才の違い

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秀才と天才は同じだと思っている人もいるかもしれませんが、実際には多くの相違点があります。どのように違うのか具体的に紹介します。

後天的か先天的か

どちらも秀でた才能の持ち主なことに変わりはありませんが、二つの大きな違いは『後天的か先天的か』です。秀才は努力によって得た突出した才能で、天才は生まれつき備わっている突出した才能という違いがあります。

近年、IQ130以上の子どもは生まれつき高い知能を持ち合わせている『ギフテッド』と呼ばれており、天才とされています。アメリカでは、国の教育支援を受けている子どもも珍しくありません。

このように後天的か先天的かの違いがあるため、努力次第で秀才になれることはあっても、誰でも天才になれるわけではないといえるでしょう。

参考:ギフティッドの子供 | copy-of-fpjapan

オールマイティかピンポイントか

才能の突出の仕方も異なります。秀才は器用でオールマイティな人が多いですが、天才は特定の分野に関して優れているというようにピンポイントな人が少なくありません。

例えば、突出した数学の才能ある人が、他の教科に関しては人並みということもあり得ます。その理由は、天才といわれる人は、興味のある分野に関しては人が気にも留めないようなことでも、とことん突き詰める強い好奇心や探求心を持ち合わせているからといえます。

その一方で、それ以外のことにはほとんど興味を示さないというアンバランスさなどが挙げられるでしょう。

頭脳派か感覚派か

秀才が論理的思考の『頭脳派』なのに対し、天才は独創的な感性の『感覚派』という違いもあります。

例えば、秀才は音楽を基礎からしっかり学び、すばらしい曲を作れるようになるのに対し、天才は基礎を学ばずに、感覚的にすばらしい曲を生み出せるような人です。

また、天才は世間一般の常識にとらわれず、独自の感覚で物事を見極めるため、他の人が思い付かないような斬新なアイデアで周囲の人を驚かせることもあります。しかし、感覚的思考のため、論理的に分かりやすく説明するのが苦手な人もいるというのも特徴です。

活躍場所や役割も違う

秀才と天才では得意とすることが異なるため、活躍場所や役割も違います。

近年は個性が重視される傾向がありますが、天才といわれる人の独創的なアイデアが理解されなかったり、空気が読めない人と思われたりすることもあるでしょう。

天才は、ビジネスの革新につながるアイデアを生み出すことに長けていますが、それを実現するための具体的なプロセスを周囲の人と協力して作り上げることが苦手な人も少なくありません。

一方、秀才は斬新なアイデアを生み出すのは難しくても、アイデアを論理的に考え実現させる能力に長けています。このように、天才と秀才のそれぞれの才能を組み合わせることで、高い生産性につながる可能性を秘めています。

秀才の類語と対義語もチェック

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秀才の類語と対義語を紹介します。人の才能を表す言葉は他にもあるので、それぞれの意味の違いを理解し、適切な言葉を選べるようになりましょう。

秀才の類語・対義語

天才以外に秀才の類語には、優れた才知を持つ人という意味の『俊才(しゅんさい)』が挙げられます。学問に関してだけでなく、『手腕の優れた人』というニュアンスでも用いられます。

学業成績な優秀という意味の『英才(えいさい)』も類語として使えるでしょう。

秀才の対義語は、『凡才』です。特に優れた面がないことやそのような人物のことを指します。『平凡』や『凡庸(ぼんよう)』も似たような意味があります。

まれに見る「奇才」「鬼才」「異才」

まれに見る優れた才能やその持ち主という意味の『奇才(きさい)』という言葉も類語です。『奇』という漢字から奇妙や風変りというイメージを持つ人もいるかもしれませんが、『優れた』『珍しい』という意味もあります。

人間とは思えない才能やその持ち主という意味の『鬼才(きさい)』や、人並み以上の才能やその持ち主という意味の『異才(いさい)』も使えるでしょう。「彼は映画界の奇才(鬼才・異才)といわれている」のように使えます。

まとめ 

秀才といわれる人は勉強熱心の努力家で、何でも器用にこなし、物事を論理的に考えられる人です。天才と混同されがちですが、天才は先天的な才能の持ち主で、特定の分野に突出した才能を発揮する『感覚派』という点で異なります。

『俊才』『英才』『鬼才』などの類語もあるので、表現の幅を広げ相手や状況に合う言葉を選んで使ってみましょう。