堅実女子ニュース&まとめ 「早期退職っていいな、退職金と自由が手に入る」アラフォー女性が実際にやって気づいた現実【前編】

陽子さん(42歳・仮名)は現在、フリーランスでウェブデザイナーの仕事をしています。独立してから2年ほどが経過しますが、それまではごく普通の会社員だったそう。専門学校を卒業してから、長年会社勤めをしていたのです。

「デザイン関係の仕事に就きたかったので専門学校へ通いましたが、独立志向などは全くなかったですね。元々絵を書くことや創造するのが好きだったのと、とりあえず手に職をつけられればいいかな、といった感じで。大手企業にもあまり興味がなく、中小企業で細々と頑張っていました。会社も2社しか経験しておらず、専門職としてはちょっと少ない方かもしれません」

「独立志向がなかった」とハッキリ言い切った陽子さん。副業もしたことがなく、ずっと会社員一本で働いてきたのです。

時折友人の頼まれごとを引き受けることもあったそうですが、自分で仕事を取りに行った経験はありませんでした。

「友達にお願いされたものなんて、お小遣い程度の金額しかもらっていません(笑)。私が若かった時代は副業する会社員って今ほど多くなかったですし、会社勤めで頑張る!といった風潮が強かったです。副業なんて全然、視野に入れたこともありませんでした」

肩たたきが急に現実のものに……

そんな彼女が独立を意識したのは、「会社の様子に変化が訪れたから」とのこと。とある中年の男性社員が、早期退職を促されている話を耳にしてしまったのです。

「ここ何年か早期退職という言葉をよく耳にしていましたが、まさかウチの会社でもあったなんて……と、その時は驚いてしまいました。小さい会社ですし、確かに業績はずっと振るわなかったみたいですが。

それが大きく関係しているのか、50代前半の人にも早期退職の話がきていたみたいなんです。50代前半って、あと定年まで十分に時間があるのに。早すぎますよね。自分に置き換えて考えてみたら、決して他人事のようには感じられなかったのです」

早期退職への不安は、下の世代にも広がっていたそう。

「私だけでなく、20代の社員でさえ怖がっていました。『私も50歳になったら、あんな風に通告されちゃうんですかね』って」

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