堅実女子ニュース&まとめ 音信不通や逆ギレ、コピペ職人……企業が遭遇した困った副業ライターたち【前編】

副業解禁や、オンラインツールの普及により、挑戦するハードルが低くなりつつある副業。しかしながら、副業の普及に伴って、さまざまな問題も出てきているよう。そこで、仕事を依頼する企業側からみた、困った副業人材のエピソードを紹介します。筆者の周りに編集者が多いことから、今回は副業ライターのケースを挙げていきます。

※個人の特定を避けるため、一部内容を変更しています。

音信不通になるハイスペライター

Aさんは、とあるBtoBのサービスを提供するIT企業の正社員。編集担当として、オウンドメディアのコンテンツ作りに日々奮闘しています。プロダクトの説明やユーザーインタビュー、事業者向けにビジネスに役立つ内容なども取り扱っていました。

「3年ほど前の話ですが、コンテンツをさらに充実させるため、税務関連の記事も取り扱うことになったんです。弊社サービスの利用者にも役立つはずと考えました。

専門知識が必要な分野のため、やはり税務関連の資格をもち、実際に仕事をしている人にお願いしたいと。いろいろとツテをたどってみましたが、予想通り、求められる原稿料が高くて。そこまで予算を投入できる余裕はなかったのです」

間違った情報だけは掲載したくない、だから求めるライターのレベルは妥協できない。やはり難しいかと違う企画を考えていたときに、後輩が「クラウドソーシングサービスって、どうでしょう」と一言。

「正直、クラウドソーシングサービスって、あまりいいイメージがなくて。知り合いの編集者たちからも、登録しているライターの当たり外れが多いと聞いていました。専門性の高い記事は、絶対にお願いしたくないと」

後輩の提案を取り入れるつもりはなかったAさん。ただ、クラウドソーシングサービスとは、どのようなものなのか一応覗いてみたそう。

「ちょっと意外でした。税務や法律関連でいうと、国家資格を持って、仕事をしている人たちもかなりいるんだなと。ちゃんと本名で登録していて、名前をググると、所属している事務所のウェブサイトにヒットしたりします。たしかに希望単価は他の分野と比べて高いけれど、支払えない額ではありません。これならお願いできそうかなと思いました」

早速Aさんは税務関連の国家資格を持ち、専門家として実務にあたっているライターに記事の執筆を依頼。仮契約をした上で、納期を1週間後に設定しました。

1週間経ち、納品日に。しかし、終業時間まで待っても、ライターからは何の連絡もありません。

「特に時間までは決めなかったし、もしかしたら今夜執筆に取り掛かるのかもしれない。明日の朝まで待ってみよう」とAさんは帰宅。しかし、翌日も、その翌日もライターから連絡が来ることはありませんでした。

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