里奈さん(仮名・29歳)は都内のIT企業に勤務。雇用形態は業務委託で、出社をしながら在宅での仕事をこなす敏腕フリーランサーです。
コロナ禍の自粛生活を利用して、過去にマスターしきれなかった中国語習得への道を目指し始めます。
大学時代に勉強した経験はあっても、数年使っていなければ初心者同然になるのも無理はありません。まずは有名語学アプリとテキストを使い、更なるステップアップへ挑戦するのでした。【前編】はコチラ
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オンライン学習のおすすめの勉強法
「独学だと読み・書きはある程度学べるんですけど、実際話そうとすると難しいものなんです。どんなに頭ではわかっていても、いざネイティブの人と対面すると言葉が出てこないと言いますか……。
一緒に働いているメンバーで中国の人がいるのですが、彼女へ中国語の勉強を始めた旨を通話ミーティングの際の雑談として話したんです。その時『どのくらい勉強してるの?』と本場の言葉で聞かれ、一瞬何を言っているか分からず止まってしまいました(笑)
この時やっぱり会話もやらねばダメだ……と痛感。思い切って中国語の教室に入会することにしたんです」
語学教室も、現在はオンライン授業など様々な形態で実施されています。コロナ禍ということもあり、里奈さんはオンライン専用の教室へ入会。学費は思いのほか安かったそうです。
「現地の日本語が話せる先生とマンツーマンで、50分くらい授業をします。教室へ通うとかなりの値段になってしまうんですが、オンラインだと、リーズナブルなところが多いですね。もちろん通学の頻度やレベルにもよります。
実際に会話をすると、独学の時よりも頭にスッと入ってきやすい!『こういう質問への答え方って、何が適切なんだろう?』ということもすぐ教えてくれますし、ネイティブならではの自然な言い方を教えてもらえるのも嬉しかったです。教科書通りに喋ると、相手に『カタいな』って思われることもありますから。
まぁ先生との相性も関係してますけど、私の担当してもらっている先生は私には合いました。毎回会うのが楽しみになるくらいで、それもいいモチベーションに繋がっていたと思います」
オンライン授業を週2回、あとは独学での勉強を毎日続けた里奈さん。メキメキと実力をつけ、勉強をして1年が経過する頃にはHSK(※中国政府公認の中国語検定※)4級に合格したのです!
HSKは全部で6級あり、資格として書類に書けるのは4級から。つまりビジネス中国語手前までの学習をほとんど終えることができました。