堅実女子ニュース&まとめ 「髪をつなぐ」「つるつるいっぱい」これって方言なの?普通に伝わると思ってた方言8選

Suits womanを読んでいる方の中に、地方出身の方はどのくらいいらっしゃるでしょうか?筆者は秋田の出身なのですが、「おじいちゃんやおばあちゃんは訛っているけど、私は標準語なんだよね」と思っていました。しかし、県外の人たちと接する機会が増えると、自分が意外と訛っていたことに気がつくもの……。

大学や就職などで地元から離れ「あれっ?これって方言だったんだ…!恥ずかしい!」という瞬間があるのは、地方出身あるあるではないでしょうか?今回は筆者自身の体験や、まわりの地方出身者の方々が“標準語だと思っていた”方言などについてご紹介します!

まずは筆者が知らずに使っていた方言から。

「でかす」=仕上げること(秋田・東北)

これは「出来る」の変化系だと思っていたのです。「できる、できたら、でかせ、でかそう」みたいな感じ…。意味も「仕上げること」なので、なんだかあり得る気がしませんか?

「これ、でかしといて!」
「明日までに、でかさなくちゃ。」

という感じに使います。

「うるかす」=物を水に浸しておくこと(北海道・東北)

これは確か、テレビを見ていて「方言なんだ」と知った言葉です。

「これは後で洗うから、うるかしておこう」

という風に使います。食べ物がこびりついた容器やフライパンなどは、とりあえず、しばらく“うるかして”から洗いますよね。筆者としては、「じゃあ『うるかす』を標準語で言いたい時は何て言えばいいの!?『これ、水に浸しておいてね』ってすごく言いにくいんだけど!」と思ってしまいます。「うるかす」という言葉の響きも、意味にぴったりだと思いませんか…?

「じゃあ、まず!」=じゃあまたね!(秋田・東北)

「じゃあ、まず!」は高校生くらいの時に、県外のお友達とバイバイの時に言ったら、「ん?」っと立ち止まられて、すんなりバイバイに至らなかったことから気がつきました。(同級生とは「じゃあ、まず!」「じゃあ、まずね!」で通じていた)「まず」と言われると、次に何か続くと思ってしまう、と説明されました。

「髪をつなぐ」=髪を結ぶ(秋田など)

これはつい最近知った方言です。「つなぐ」って普通に標準語でもありますよね。なので、その言葉の意味のひとつだと思っていました…。

「髪、つなげるようになったね」

(髪が伸びて結べる長さになったね、と言う意味)と友人に言ったところ、「えっ?つなぐの?どこに?」と言われて初めて知ったのでした……。髪は「むすぶ」「ゆう」「つなぐ」と色々な言い方ができるのだと思っていました。

続いてまわりの地方出身の方に聞いた、標準語だと思ってた方言です。

「机をつる」=引きずらないで持ち上げて運ぶ(三重など)

「机をつる」って机が縄とかで、ぶら下がってるようなのをイメージしますよね。でも、違うのだそう……。

「机をつる、というのは、『持ち上げて運ぶ』ということです。学校とかで普通に先生も言っていたので、大学になって初めて知りました。逆に机をつるって言わなかったら何て言うんだって思います。標準語では『持ち上げて運ぶ』って言うみたいですね…。」(三重県出身男性)

「でら」=とても、すごい(岐阜など)

「でら」なんて、明らかに方言っぽい…と思ったのですが、使っている本人はそう思っていないことも。

「岐阜出身の友達が、『超すごい 』みたいなノリで 『デラすごい』とかよく言ってたんですよ。完全に方言なんだけど、気がついてなくて。ある時『それって岐阜弁?』と聞いたら、本人はデラックスの略だと思っていて、方言だと知らなかったんです。めっちゃ笑いました」(岐阜出身の友人を持つ女性)

「つるつるいっぱい」=コップなどになみなみと液体が入っていること(福井など)

方言だと気が付かない理由として、標準語でぴったりとくる言葉がないというケースも多いようです。

「福井ではコップになみなみと、ギリギリまで液体が入っている時に、『つるつるいっぱいだから、運ぶの気をつけてね』と言います。すごく使いやすい言葉なんですが、方言なんですよね〜」(福井県出身の女性)

「はめる」=仲間に入る(山形など)

はめる、ってあまり良い言葉ではなさそうですが……。

「岩手ではみんながワイワイしている時に『私もはめて〜』って言って輪の中に入ります。県外の人に『私もはめて欲しいな〜』って言ったら、『えっ…?』て間ができました」(山形県出身の女性)

豆を「うるかして」いる状態です。

方言って面白いですよね。似たような言葉でも場所によって意味が違うのは不思議です。なぜそうなったのか、語源などを調べてみると、新しい発見がありそうです。

取材・文/まなたろう