芸術の秋とも言われるこの季節。緊急事態宣言が解除され、三密を避けつつ芸術に触れたいという方も多いのではないでしょうか。
株式会社クロス・マーケティングは、全国20~69歳の男女を対象に「美術館の楽しみ方に関する調査(2021年)」を実施。普段、人々がどのように美術館を楽しんでいるのかについてご紹介します!
6割以上の人が「普段、美術館・アート展に行く」と回答

まずは、「普段、美術館・アート展に行く頻度」について聞いてみたところ、自発的に美術館・アート展に行く人は31.5%となり、3割以上の人が自ら美術館等に足を運んでいることがわかりました。
また、「誘われれば行く」と答えた人は30.6%となり、合計6割以上の人が美術館に行く機会があるということがわかりますね。
ところが、美術館に行く機会があると答えた方の中には、「以前はよく行っていたが、 いまは自粛している(また行きたい)」と答えた人が12.9%となり、新型コロナウイルスの感染拡大が、美術鑑賞にも大きく影響を及ぼしていることも見受けられます。
10月より緊急事態宣言も解除となり、一時よりも感染拡大が落ち着いた今も、いつまた発動されるか油断できない現状が続いているため、いまだ自粛している人も多いようです。
美術館の楽しみ方のトップは「一人で好きなように鑑賞する」

続く「美術館の見方・楽しみ方」については、「一人で好きなように鑑賞する」が45.9%で最多となり、次いで 「気に入った作品は、 時間をかけてじっくり見る」が37.7%となりました。
女性の半数は「一人で好きなように鑑賞する」と回答していることから、ひとり時間として美術を楽しんでいる方が多いのがわかりますね。
またその他にも「ミュージアムショップを必ずチェックする」が25.0%で3位、「美術館の建物やインテリアを見る」が24.1%で4位、「誰かと連れ立って鑑賞する」が23.2%が5位とわずかな差で続きました。
一人でゆっくり美術を楽しむだけでなく、イベント感覚で美術を楽しんだり誰かと鑑賞して意見交換したりと、さまざまな楽しみ方ができるのもわかりました。
お気に入りの美術館・博物館で最多となったのは「ルーブル美術館」

お気に入りの美術館・博物館を聞いたところ、フランスの「ルーブル美術館」がトップとなりました。たくさんの著名な作品が見られるということでも大人気の美術館ですが、もうしばらくはお預けとなってしまいますが、いつかまた海外旅行できるようになったら、訪れたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
次いで2位には、上野にある「国立西洋美術館」、3位には島根県にある「足立美術館」という結果に。トップ3にあがった美術館の共通点としては、「展示作品数の多さ」となり、見応えのある美術館が人気を集める傾向にあるようです。