パッと片手で食べられて満腹感もある、おにぎりは日本のソウルフードといえる存在。どんな具でも包み込める懐の広さから、さまざまなアレンジのものが販売されていますね。
2021年10月12日(火)~11月1日(月)の間、10月14日の「鉄道の日」に合わせて、JR東日本クロスステーションが運営する「NewDays」「NewDays KIOSK」「駅弁屋」にて発売するのは、「駅弁」をモチーフにした「駅弁風おにぎり」。
世にはいろいろなおにぎりがあるとはいえ、駅弁風とはこれいかに…?
駅弁会社が監修!名駅弁がおにぎりに
新幹線や特急列車に乗るときに、駅弁を食べるのも移動の楽しみのひとつ。

今回の企画は、 JR東日本クロスステーションが駅弁を提供する各社に声をかけ、それぞれの駅弁をおにぎりの形として提供すべく監修して実現したもので、まさにJRグループならではの取り組み。
「コロナ禍で旅行に行く機会が減ってしまった方、 駅弁を食べる習慣がなかった若い方々に食べてもらいたい」(リテールカンパニー 商品戦略部デイリー食品ユニット担当者)などの想いがこめられています。
「駅弁コラボおにぎり」シリーズ 第一弾ラインナップ

山形県産米「どまんなか」を炊き上げ、甘辛く味付けした牛そぼろと牛肉煮を合わせた駅弁「牛肉どまん中」をイメージしたおにぎり。
「牛肉どまん中」の甘辛い味付けが特徴的なので、おにぎりにした時の甘さのバランスに細心の注意をはらって製作されたそう。

穴子、 野菜をたっぷり合わせたご飯で、たこ煮を包んだ「ひっぱりだこ飯」をイメージしたおにぎりは、噛むごとに旨みが広がります。
駅弁の“具だくさん”を再現するため、 食材選びや配合量を工夫して、可能な限り具沢山に仕立てています。

鶏唐揚とトマト風味ライスの組み合わせが人気の、昭和39年に発売された「チキン弁当」をイメージしたおにぎり。
ドライトマトオイル漬けの酸味がアクセントです。まるっと入った唐揚げが落ちないように気を付けて食べなくちゃ!
「駅弁屋」を運営するJR東日本クロスステーション フーズカンパニー商品戦略部企画・商品開発グループマネージャー 藤原 文香さん・ サブマネージャー 新田 友理さんは、商品を開発するまでの苦労をこう語ります。
「開発者も駅弁ファンであり、特に再現性にはこだわりました。開発メンバーや工場の製造担当者も駅弁を試食し、アイデアを出し合い試作を重ねました。
『牛肉どまん中』の特徴的な甘辛い味付けを『おにぎり』にした時の甘さのバランスはとても苦労しました。
『ひっぱりだこ飯』の具沢山を再現したく、食材選びや、その配合量など、工場のオペレーションを考慮しながら可能な限り具沢山に仕立てました。
また、味の再現以外にも量産する「おにぎり」に必要な食材量はともて多く、駅弁に比べて調達が難しかったり、衛生基準の確保など、課題が沢山ありました。
『チキン弁当風おにぎり』では、ピロータイプの丸型おにぎりという新たな形だったため、工場側との製造調製も必要で、尚且つ、成形型を新たに用意してチャレンジしています。
今回発売する商品の、『駅弁』らしさや『おにぎり』の手軽さは、駅弁売店の運営のほか、弁当製造など「駅弁」とつながりが深いフーズカンパニーの強みを生かした自信作です」
そんな試行錯誤を経て世に送り出された「駅弁風おにぎり」、240~300円で駅弁の味が楽しめるなんてお得感満載。元ネタとなった駅弁と一緒に食べ比べてみるのも、楽しそうですよね。
【販売店舗】
・NewDays、NewDays KIOSK ※一部販売していない店舗もあり
・東京駅「駅弁屋 祭 グランスタ東京店」ほか7店舗、上野駅「駅弁屋 匠 エキュート上野店」ほか2店舗、 新宿駅「駅弁屋 頂」ほか2店舗、大宮駅「駅弁屋 旨囲門 エキュート大宮店」他