堅実女子ニュース&まとめ アン ミカのパリコレ出演の夢をかなえた「やらない理由がなくなる」メソッドとは?【インタビュー】

2021年9月29日に発売した『ポジティブ手帳2022 365日、アン ミカ思考で幸運体質!』をプロデュースした、モデルでタレントとしても大活躍中のアン ミカさん。インタビュー【1】インタビュー【2】では、アン ミカさんのポジティブ思考のもととなる要素が散りばめられた手帳の紹介や、アン ミカさんのその考え方のもととなった、ご両親の考え方についてお話いただきました。

今回のインタビュー【3】では、手帳の中に盛り込まれているアン ミカさんオリジナルのワークシート『7つの光の木』について、使い方を詳しく教えていただきます。

アンミカ/1972年生まれ。韓国出身、大阪育ち。1993年パリコレ初参加後、モデル、タレントとして、TV、ラジオ、ドラマ、CMへの出演など幅広く活躍。「漢方養生指導士中級」「オーラソーマプラクティショナー」「日本化粧品検定1級」などの多くの資格を活かし、化粧品、洋服、ジュエリー等をプロデュース。テンカラット所属。インスタグラム@ahnmikaofficial

悩みの数だけ書いてみてほしい、心を整理するワークシート

――このワークシートは「0.願望」「1.現状」「2.目的」「3.理由・心当たり」「4.喜び」「5.準備・知恵・味方」「6.邪魔するもの・不安・ライバル」「7.戦略・計画」のそれぞれの項目に書き込むスペースがありますが、どのように使うのが良いでしょうか?

アン ミカさん(以下、敬称略)「今ある願望や悩みをどうしたらいいか考えるときに、使うワークシートです。ひとつのことを考えるのに1枚、悩みの数だけコピーして使ってほしいんです。

願望もしくは悩みに対して、それは現状どんな状態なのか、どうしたいのか、など、項目に沿って、とにかく書いていくんです。

これも小さいときから、親に“こういう考え方をしてみたら?”と言われてきたことが元になっています。今思うと、兄弟が私も含めて5人いてほぼ年子だったので、子供の悩みをいちいち聞く余裕がなかったので、後から親が見てわかりやすいように、子供たちに書かせていた部分もあると思うんですけどね(笑)。

でも本人たちも、このワークシートを書くことで、悩みを解消したり、頭を整理することができました。ネガティブで思い込みやすいタイプの人は、2、4、5、7の四隅(ワークシート上の配置)を重点的に見るんです。

前向きで問題点を重視せず、解決に至りにくい人は、1,3,6の三角形を見る。現状と、その理由と、それを邪魔するものを重点的に見たほうが、現実を受け止めることができて、解決に向かいやすくなるんです。

ちなみに、夜に書くと、思考が堂々巡りになりネガティブなことを書きやすくなってしまいます。それを翌朝見ると、“え?私こんな風に考えていたの?”と、笑っちゃうことも…。その夜と朝の自分を両方現実的に受け止めるのも、いいんですよね。」

――アン ミカさんご自身もこの『7つの光の木』を使って願いをかなえたり、悩みを解決したことはありますか?

アン ミカ「いっぱいありますね。めちゃくちゃ書きましたよ。若いときの恋愛では、私がポジティブすぎて、彼に『別れよう』と言われても、『また調子悪いからそんなこと言って~』とか『また明日考えてみ~』とか、相手が勇気をもって言ったことを、自分勝手に前向きに解釈しすぎて、受け止められないときがあったんです。

それで、周りの人から『アンちゃん、あの人、彼女いるっぽいよ』と言われても、『何言ってんの、彼女は私なのに』と思い彼を問い詰めたら『だから俺は半年前に別れようて言ったじゃないか』って。向こうは別れたつもりでも、私は“忙しくて会えてないんだ”くらいにしか思っていなかったんですよ。

そんなときに『7つの光の木』に書き込んで冷静に状況を見てみたら、“あれ、この状態、全然つきあってないじゃん”って(笑)。

あとは、パリに行く前もこのシートを使いましたね。親には勘当されて実家には帰れない、自称モデルだけど事務所にも所属していない、でも売れたい、という状態だったんです。そんなときにも書き込んだお陰で、やるべきことと課題が見えてきました。目的は「この仕事が大好きだし、成功してみんなに勇気を与えたい」とか。現状は売れてないとか。その心当たりは、まず「事務所に入れてない」とか。「外国の方がよくしてくれることが多いから、海外ウケするのかな」とか。あとは邪魔するものとして「挑戦は怖い、パリに行ったことないから」なんてことを書いてましたね。

そうやって書き出してみると、自分がやらない理由、している言い訳などが、もろに浮彫りになるんです。なんでもやらない理由っていうのがあるんですよね。それは頭に浮かんでいるんですけど、やらなくてよかったっていうことにしようとするポジティブな言い訳で逃げられちゃうんです。でも書き出すと、こういう言い訳でやらないんだっていうのがはっきりするので、恥ずかしくなって逃げられなくなっちゃうんですよね。

私も、書き出してみて、海外に行ったことがないんだったら、まだチャンスがあるってことじゃないかと奮起しました。今のようにネットで成功する体験談などが簡単に調べられる時代ではなかったので、とりあえず大阪じゅうの美容室に入って、パリコレへ行ったことのあるヘアメイクさんがいるか聞いて回ることから始めて、行きついたヘアメイクさんに頼んでオーディションを受けに行きました。

なかなか突然、大阪じゅう中の美容室を回ろうとは思わないですよね。でも書き出すことで、自分では壁だと思っていたことに、まだまだやれることはいっぱいあるぞと気付くことができて、最終的に夢をかなえることにどんどん繋がっていったんですよね」

――まさに「書くことの力」を感じますね。Suits womanは、30代の働く女性向けの媒体ですが、仕事も中堅にさしかかり、体調の変化や結婚するしないなど、悩み多き年頃の女性に、こう使ってほしいというアドバイスはありますか?

アン ミカ「人生って、選択の連続なんですね。人が1日の生活でどれくらいの選択をしているかというデータを取った方がいて、約3000回という結果が出ているんです。

朝起きて、二度寝しようと思うのか、カーテンを開けようとするのか。そんな風に選択をしながら生きてるんですけど、見方を変えれば、人には心を立て替えるために約3000回ものチャンスがあるということだと思うんです。1秒後、1分後、幸せであるように物事を選択していけば、皆幸せに生きていくことができるんです。

例えば、今日はバスで出かけようと思ったら、目の前でバスが出ちゃった。“ああ、15分待ちだ”ってイライラするのか、“バスは行っちゃったけどじゃあ歩いてみよう”と思うのか…。歩いてみたことで、途中で、素敵な人との出会いがあったり、誰かとの再会があったり、面白いお店を発見できたりするかもしれない。

バスは行っちゃったという事実は変わらなくても、そのときの心持ちの選択を、ちょっとずつ幸せになる方向にもっていけば、みんなずっと幸せでいられるチャンスがあるんですね。

この手帳はそのために生かしてほしいんです。例えば靴を綺麗にしていて褒められたとか、いつもと違うオイルを髪に塗って褒められたとか、強制ではないんですけど、今日あったいいことを書き留めておくスペースもあるんです。

幸せになる選択っていうのは、結婚するしないっていう現実的な事象や、誰がどう思うかではないと思っています。今、自分が幸せってワクワクしている人には、この人と仕事したらワクワクしそうって仕事がやってくるし、この人いつも幸せそうで心が充実しているなと思われたら、そういう人と一緒にいてお互い幸せにし合いたいと思う人が現れます。

この手帳が、そういうふうに「幸せを積み重ねるお手伝い」ができたらうれしいですね」

アン ミカさんご自身が受けてきた教えや、実際の経験、さらなる学びからの知見を、多く女性の幸せに繋げるため、啓蒙するだけでなくて実践できるものを…という想いがつまった『ポジティブ手帳2022 365日、アン ミカ思考で幸運体質!』。

つい「読んで満足」してしまいがちな私たちも、ペンをとって自分と向き合う時間をつくってみたら、新たな発見ができそうですね。

『ポジティブ手帳2022 365日、アン ミカ思考で幸運体質!』B6判・透明カバーつき・224ページ 1,980円(税込)小学館刊
https://www.amazon.co.jp/dp/4099420248/

取材・文/安念美和子 撮影/前田 晃