堅実女子ニュース&まとめ コロナ禍まっただ中で独立したエステティシャンが、お店を軌道に乗せるために行った秘策【後編】

このみさん(仮名・33歳)はエステティシャンとして働く女性です。

仕事を懸命にこなし、キャリアは至って順調。30歳の時にはエリアマネージャーを任せられ、店舗やスタッフの育成・管理に熱意を注ぎました。

最初はあまり独立に興味がなかった彼女も、マネージャー業をこなしていくうちに考えに変化が。職場の人々に快く送り出されながら、個人サロン開業へと至ったのです。

華々しいスタートを飾るかと思いきや、突如現れた新型コロナウイルスの壁に激しく困惑。プレオープンを2020年2月後半に控えた中、不安な状況が続いてしまい…。【前編】はコチラ。

まさかコロナ禍というものが開業にぶつかるなんて…。

感染拡大のため、オープンを泣く泣く延期

「ギリギリまで粘ったんですけど感染拡大状況は酷くなる一方ですし、今思い返すと2020年の2月、3月って人々の危機感が強かった時期でしたよね。そんな時にオープンしたって誰も来ないでしょうし、最悪の場合は批判が殺到するかも。だから泣く泣く延期したのです。

プレオープンはひとまず無しにして、通常の開店を4月へ変更。けど、より一層状況は悪化する一方でした。緊急事態宣言も発令され、再延期を余儀なくされるまでに追い詰められてしまい」

感染者が増加し、ウイルスの猛威はさらに深刻なものになっていきます。世間が落ち着き、物事が収束するまでの延期も考えましたが、一体いつになるかは分かりません。

待っていても埒が明かない――。そう考えたこのみさんは緊急事態宣言明けにオープン日を設定。お客様へ再度営業の連絡を入れるのでした。

「本音を言えば収束するまで延期をしたかったんです、私自身も感染は怖かったですから。けれど全く先が見えないので、延ばせば延ばすほど良くないだろう…と。

ウイルスに対して大きな恐怖心を抱くお客様もいましたし、営業連絡をするのはちょっと気が引けましたね。でも少しでもサロンに来ることで、気持ちが明るくなったり、息抜きになればという想いもありました。

てんやわんやしている中でようやくオープン。“さぁやるぞ!”というよりかは、色々気を付けることが多すぎて、あまりワクワクした気分ではなかったです(苦笑)。逆を言えばとても冷静だったので、今考えるとそう悪くなかったようには感じますけど」

度重なる延期を経て、ようやく念願のプライベートサロンがオープン。しかし日本はすっかり自粛生活が当たり前となりつつありました。

集客はなんと見込みの3分の1。決して順調な滑り出しとは言えず、急なキャンセルも相次いでしまったとか。

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