堅実女子ニュース&まとめ 実は冬がおすすめです!ハナビスト厳選・アフターコロナに行きたい花火大会5選

この2年近く、新型コロナの感染拡大を受けて花火大会のほとんどは中止を余儀なくされていましたが、緊急事態宣言が解除され、今後の開催可否について改めて検討する主催者や自治体が増えてきています。

夜空を彩る花火を迫力のある音とともに早くリアルで満喫したいですよね。

花火大会というと夏をイメージしがちですが、実は秋冬にも数多く開催されているのをご存じですか?

今回は、花火を撮影して35年というハナビスト・冴木一馬さんに、Suits woman読者にオススメの大会を5つ教えていただきました。

多くが秋・冬の開催で、華やかな大会からしっとりと幻想的なものまで、行ってみたくなるものばかり! 開催未定のものが多いですが、決まったらぜひ一度足を運びたいですね。

ハナビスト・冴木一馬さん

花火写真の第一人者で、世界各地の1000以上の花火大会を記録。近著『花火景』 (赤々舎) では、国内外で撮影した作品から選び抜いた約70枚の写真を収録。生で見ている観客を想定しアングルや露出を決めたという写真は、見ているとまるで会場にいる気分に。

冴木一馬『花火景』(赤々舎) 3300円

その1 カミのすむ山十和田湖 FeStA LuCe(フェスタ・ルーチェ)2021-2022『第2章光の冬物語』(青森県)

イルミネーションと冬花火が華やか!

青森県と秋田県の県境にある観光地、十和田湖周辺で開催される冬のイルミネーションイベントです。今年は会期が2つに分かれて開催され、『第1章 光の紅葉物語』では夜の紅葉のライトアップを、『第2章 光の冬物語』では雪に覆われた幻想的な雰囲気を楽しめます。

花火が打ち上がるのは『第2章 光の冬物語』の会期中で、12月~2月下旬の土日祝日に開催予定(1月1日、2日を除く)。会場近くの多目的広場にて、津軽三味線の演奏やフードコーナーが登場し、フィナーレに約5分間の花火ショーが開催されます。

「十和田湖では音楽に合わせた花火ショー、奥入瀬渓流では氷瀑ツアーなどを楽しめます。冬の空に打ち上がる美しい花火を満喫できますよ」(冴木さん)

【カミのすむ山十和田湖 FeStA LuCe(フェスタ・ルーチェ)2021-2022】

開催期間/『第1章 光の紅葉物語』 2021年10月21日~2021年11月23日(毎日開催)、
『第2章 光の冬物語』 2022年12月4日〜2022年2月20日 (水・木は休業、ただし12月29日ー30日は営業)
営業時間/17:30~21:00(最終受付20:30) ※花火打ち上げの日は21:30まで延長(最終受付21:00)
入場料/大人1600円(前売り1200円) ※花火は先着1500名

その2 奈良井宿アイスキャンドル祭り (長野県)

まるでタイムスリップ!古い町並みと花火が幻想的

毎年2月3日の節分に長野県塩尻市で開催されている奈良井宿(ならいじゅく)の冬のイベントです。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された古い町並みに、約2,000個の手作りアイスキャンドルに火が灯され、花火が夜空を彩ります。

「江戸時代を思わせる景色の中にポツンポツンと打ち上げられる花火はまさにタイムスリップした気分。氷の中に灯されたキャンドルも美しく、幻想的な景色が拡がります。 またお蕎麦の発祥の地でもあり、そば好きには特におすすめです」(冴木さん)

その3 片貝まつり (新潟県)

祭りの熱狂につつまれる2日間 ダイナミックな四尺玉花火は圧巻!

毎年9月9日・10日に新潟県小千谷市で開催される、約400年の伝統のあるお祭り。片貝町は三尺玉発祥の地として知られ、祭りでは世界最大とされる四尺玉も打ち上げられます。

四尺玉花火とは玉の大きさが約120cmあり、打ち上げた際に開いた大きさは直径700~750mほどと言われています。スカイツリーが634mなので、とんでもないサイズですよね…!!

「昔ながらの奉納花火です。結婚祝いや健康祈願、社業発展などの願いをこめ、個人や企業が地元の浅原神社に奉納し、花火が一発ずつアナウンスされて打ち上げられます。神社に花火玉を奉納する「玉送り」など様々な行事が朝から行われ、二日間祭りに酔いしれます。花火は一日3時間、計6時間も見ることができ、世界一の四尺玉も打ち上げられ、非常に見応えがありますよ」(冴木さん)

その4 霊まつり 流灯花火大会 (福島県)

川に浮かぶ灯ろう、大橋、花火の競演

毎年8月10日に福島県柳津町の圓蔵寺で行なわれる夏の例大祭です。夕方、只見川に灯ろうが浮かべられると、花火大会がスタート。約4500発の花火が打ち上げられ、川に浮かぶ灯ろうと夜空の花火の共演を楽しめます。

「花火本来の目的である弔いで、圓蔵寺で施餓鬼を行い子供たちが川に灯ろうを流します。花火は柳津の街に響き渡り、只見川に掛かる大橋との景色が風情を誘います」(冴木さん)

その5   大晦日新春花火大会(長野県)

カウントダウン花火で新年を祝おう!

毎年、大晦日に長野県飯島町で打ち上げられるカウントダウン花火です。除夜の鐘とともに、鐘の数の108にちなんで尺玉花火8本が打ち上げられます。そのほか打ち上げ花火も多数上がります。

「七久保煙友会という地域の有志が後世に伝統を残そうと立ち上がり、昭和61年から続けられているカウントダウン花火です。年初を祝う見事な尺玉やスターマインなど寒さの中で見る花火は格別です」(冴木さん)

花火をもっと楽しむためのアドバイス

大会で花火をより楽しむためのアドバイスも伺いました。

1.なるべく煙を避けるために風上から見よう。
煙が流れるので、ある程度は風が吹いていた方が良いそうです。

2.少しでも知識があると楽しみが倍増する。
ちなみに冴木さんの著書「花火ハンドブック」(文一総合出版)は薄くて小さいので浴衣でも気軽に持てますよ。

3.寒い季節は花火が一層きれいに見える。
秋・冬は空気の透明度が高く、光が通りやすいので、花火が美しく見えます。この時期、星がきれいに見えるのと同じ理由です。

4.浴衣の場合は小さな折りたたみの椅子があると便利
このほか、場所によっては虫よけスプレー、水やお茶、団扇や帽子などは必須アイテムです。

事前に写真集で気持ちを高めたりガイドブックで知識を得ておいて、開催が決まったら大会に足を運んでみたいですね!

写真/冴木一馬(「カミのすむ山十和田湖 FeStA LuCe」をのぞく)  文/編集部