堅実女子ニュース&まとめ 【単独インタビュー後編】映画『愛のまなざしを』で共演!仲村トオルと斎藤工の、知られざる過去が明らかに!?

映画『愛のまなざしを』で共演した仲村トオルさん斎藤工さん。二人が、とても独特な万田邦敏監督の演出を受けて感じたことは? じつは何度かの共演もあるそうですが、意外なつながりがありました。完全単独インタビューです!

インタビュー前半はこちらからチェック!

仲村トオルさんと斎藤工さん。大人の男が語り合う。
貴志を演じる仲村トオルさんと亡き妻、薫を演じる中村ゆりさん。薫はまるで生きているかのように、貴志の心にまとわりつく。(c)Love Mooning Film Partners

『愛のまなざしを』
(配給:イオンエンターテイメント 朝日新聞社 和エンタテインメント)●監督:万田邦敏 ●脚本:万田珠実 万田邦敏 ●出演:仲村トオル 杉野希妃 斎藤工 中村ゆり 藤原大祐 ●全国公開中

【Story】
貴志(仲村トオル)は患者へ真摯に寄り添う信頼の厚い精神科医。しかし6年前に妻の薫(中村ゆり)を亡くし、精神を安定させるために薬に頼る日々。「薫を思い出してしまう」、と一人息子の祐樹(藤原大祐)の世話も義理の両親に任せきり。ある日、患者として出会った綾子(杉野希妃)と惹かれ合い、やがて支え合う関係に。しかし貴志の薫への絶ち切れない思いを知った綾子は嫉妬にさいなまれていく。そこへ薫の弟、茂(斎藤工)が貴志に会いにくる……。

NHK時代劇『風の果て』(2007年)で同一人物を演じていた!

――現場での斎藤さんの印象も、覚えてないですか?

仲村トオルさん(以下、仲村)「いや(笑)。斎藤君とはずいぶん前にNHKの時代劇(『風の果て』2007年)で同一人物を演じました。彼が10代の頃で、僕が30代、40代くらいを演じたので、同じシーンに出ることはいちどもなかったわけなんですけど。ちょっとだけリハーサル室ですれ違って、斎藤君に“万田監督がよろしく言ってました”と声をかけられて。“おっ、万田組やってるの?”と聞いたら“いえいえ”って。“じゃあどうして?”と聞いたら“父の親友なんです”と言った気がするんですけど」

斎藤工さん(以下、斎藤)「そう、ですね」

仲村「“お父さんは何をしている方?”と聞いたところで、斎藤君が“お願いしま~す!”とスタッフに呼ばれて(笑)。僕はリハーサルが終わっていたのでそのまま帰ったんですけど、以来、ず~っと謎で。それで今回“あの斎藤君と一緒か!”と」

斎藤「はははは」

仲村「15年もの時間をかけて腑に落ちたのですから。感慨深さはなかなかのものです」

斎藤「僕が生まれる前後、父が万田さんや塩田明彦監督たちと映像をつくったりしていて。それもあって僕は万田さんの作品を幼少のころから観ていたんです。父は映像制作に携わっていて、僕も最初はそっち方面の学校へ行こうとしてたんですけど、それより現場に出た方が早いということで俳優になりました。

それで万田さんにお会いする機会があり、その1~2か月後にたまたまトオルさんとそのリハーサルでお会いして。万田さんが唯一の接点だ!と。トオルさんは若い役者に対してもどこか開いてくださって、その穏やかな雰囲気に子どもだった僕が誘われて話しかけてしまったと」

――そんなつながりが。

斎藤「そののち…僕の父の実家が都内でハンコ屋をやっていたんです、もうないんですけど。父の弟が継いだその店に、トオルさんが寄ってくださったことがあって。叔父も『風の果て』で同一人物を演じていたのを知ってたので、舞い上がって話しかけてしまったという(笑)」

仲村「ちなみにそのハンコ屋さんになぜ僕が行ったかというと、長女が当時小学校2年生くらいで。40人ほどのクラスで2人一組になり、20店舗ほどの商店街にあるお店のお手伝いをさせてもらう“一日店員さん体験”の授業があったんです。

参観日だったので、僕がビデオを回しながらお店に入ったら、店の方が驚かれて。“お世話になってます”みたいなことを言ったら、“実は私は、『風の果て』で仲村さんの若き日を演じた斎藤工の叔父です”と言われ、僕もビックリしちゃって。それで思わず、“斎藤君のお父さんは何をしている方ですか!?”と」

――それでその、斎藤さんの俳優としての印象は…?

斎藤「はははは。止めてください」

――もういいですかね。

斎藤「いいんじゃないですか」

仲村「いやいやいや。それはもう映ってる通り、とても素敵な俳優さんです。

茂とは姉の薫というひとりの女を挟んでの関係です。僕が演じた貴志は、その姉をもしかしたら死に追いやった加害者かもしれない。綾子を挟むと、自分を騙そうとした共犯者のようでもあるという複雑な間柄で。本当に酷いことをされたり、シンプルに言うと嬉しいと思わされたり、そうした気持ちを素直に感じさせてくれる。いくつか、強い印象を受けたうちのひとつがそういうことですね」

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