堅実女子ニュース&まとめ 自他共に認めるエース社員、「あの人のいる飲み会には行きたくない」と陰で言われていることを知り…【前編】

あさひさん(35歳・仮名)は不動産会社で営業職として働いています。大学卒業後から同じ会社に勤務し続け、今や若手を牽引する立場あるポジションに。新人育成も任されており、まさにキャリアウーマンという言葉が似合う女性です。

男性の割合が多い職場で苦労も絶えなかったそうですが、今となってはその経験が活きているそう。絶対に諦めたくない、その想いが人一倍強かったとあさひさんは語ります。

自分に厳しく、他人にも厳しく

「私はあまり家庭環境が良くなく、父親が常に浮気をしているような人でした。母親が泣いてばかりで、私はいつも『別れなよ』って言っていたんです。

でも、母は働いた経験がないから、専業主婦を抜け出すのが怖くて父の言いなり。そんな光景を見て育ったので、せめて自分は男性に頼らず生きていこうと決心。手に職をつけてしっかりと稼ぐ女性になりたい、その気持ちを大切に働いてきました。

私が入社したころは、今ほどパワハラ・セクハラ問題が厳しく見られていなかったので、昭和時代よりはマシでしょうけど、まだまだ女性軽視の傾向はありました。辛い思いもたくさんしましたけど、耐え抜いた結果が今のポジションです。自分でいうのもアレですが、このことについてはきちんと誇りを持っています」

頼りがいのある口調に凛とした雰囲気、“こんな人が上司だったら”と思ってしまうほどの格好良さが溢れ出るあさひさん。しかしながらその想いが強すぎたがゆえ、若手からは評判が悪い時期があったそうで…。

「今は年齢とともに落ち着いてきましたけど、33歳くらいまでは正直めちゃくちゃキツい性格をしていたと思います。入社してすぐ結果を出して、バリバリ仕事をこなしまくっていたから自信もありましたし…。ストイックなので、ダラけている人を見ると本当に許せなかった。同期にも小言を言っていたくらいです。

とはいえ、私は結果を残していますし、売り上げがナンボの世界だから誰も表立って文句を言ってこないんですよ。加えて、離職率もまぁまぁ高いので、人もどんどんいなくなる。それなりに結果を出して、かつ会社に残留していれば、自動的に新人の教育担当を任されるようになっていくわけです。

そこで私はやってしまうんですね、後輩の指導でギッチギチに締め上げてしまって(苦笑)」

仕事への熱意が高いせいか、同期おろか新人や後輩へも強く当たってしまったそう。

“できて当たり前”、“なんでやらないの?”など厳しい言葉を投げかけ、時には社員を泣かせてしまう日もあったとか。

「不動産って、正直本人の努力もあると思うんです。頑張れば頑張るほどお給料は上がるし、自分へのリターンは大きいので、私にとってはやりがいが本当に感じられるお仕事です。

その良さを知ってほしかったし、何より“安定”を求め続ける商売ではないですから。とにかく入社したからには頑張ってほしかった。

それに担当していたのは女性社員ばかりだったので、私の根底にある気持ちがついつい出てしまったといいますか…。せっかく勇気を持って飛び込んだのに、稼げず、手に職もつけられず去っていくなんて勿体ない。そう思うと指導に熱が入りすぎてしまい、若いコを叱り飛ばしてしまったことも。

『去っていくなんてもったいない』と言いながら、私のせいで辞めてしまったケースもありました」

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