堅実女子ニュース&まとめ キーワードは‟ディグるキャリア”!?これからのキャリアを考えるのに大切なポイント3つ

「2022年は転職したい」「新しいことに挑戦したい」と考えている人もいるのではないでしょうか。でも、年齢や経験で、最初から諦めてしまっている人もいるかもしれません。

実は、人材領域に新しい兆しが見え始めているといいます。株式会社リクルート(以下、リクルート)は、2021年12月23日(木)に『コレカラ会議』を開催。人材領域の動きを新たな切り口で読み解きました。

今回は、発表の中から、Suits woman読者がこれからのキャリアを考える上で参考になる情報を紹介します。

コロナ禍で、仕事を選ぶ際の優先順位が変わった人も多いよう。

キーワードは「ディグるキャリア」

さまざまなシーンで、私たちの価値観を変えたコロナ禍。この1、2年で自身のキャリアについて改めて考え始めた人も多いのではないでしょうか。実際、アンケートによると、転職検討中・活動中の人のうち58.8%がコロナ禍で将来のキャリアを見つめ直したと回答しています。

リクルートのHR統括編集長、藤井薫氏

リクルートのHR統括編集長、藤井薫氏は「自身の経験やスキルや感情を深く振り返り、心の声に従って夢中になれる異領域へキャリアチェンジする…そんな兆しが見え始めている」と言及。コロナ禍での転職活動のきっかけは「よりやりがいのある仕事をしたいと思ったため」が上位にランクインしたほか、企業に応募する際の重要項目としては「やりたいことを仕事にできる」人が多いことが明らかに。

長期雇用を重視している人が少ないのも象徴的ですね。

そして、コロナ禍の転職市場では、業種や職種を超えた“越境転職”の割合が、過去最高になっています。転職といえば、同業種・同職種というイメージを抱いていた人も多いかもしれませんが、この傾向は変わりつつあるようです。

年代関係なく、越境転職する人は増えていくだろうと予想されています。

背景には、個人のキャリア観の変容や、構造的な人材不足による企業の異能人材への期待があります。企業側としても、候補者のスキルや経験が足りないから採用しないのではなく、その人の思考やスタンスも見るケースが増えてきたそうです。

このような動きをリクルートでは「ディグ(Dig)るキャリア」と表現。Digるとは、掘り起こす・宝物を掘り当てるの意。ディグるキャリアの実践者とは、これまでの経験やスキル、感情を深くDigることで、心から夢中になれる異領域へ挑戦する人であり、自らの宝物の探索者でもあるのです。

「ディグるキャリア」を加速する雇用市場の3つの変容

「ディグるキャリア」を加速する変容として挙げられたのが、「お試し機会の拡大」「“微経験”採用の拡大」「リスキリングの拡大」の3つ。

まず、「お試し機会の拡大」の例として挙げられるのが、社会人インターンシップの機会が増えたこと。社会人インターンシップサービス『サンカク』では、もともと転職するつもりがなかった人が、インターンシップに参加したことで、自身の経験やスキルに気づき、他社でも通用することを実感。新たな挑戦につながったケースもあったそう。

転職支援サービス『リクルートエージェント』では、「“微経験”採用の拡大」の兆しが見えており、これまで転職には直結しないだろうとされていた微細な経験や、異能スキルを評価する新たなものさしが拡大。改めて自分が夢中になれることに気づき、それが異業種・異領域への転職実現につながるケースが増えています。

そして、最後はエンジニアの人材派遣を展開する『スタッフサービス・エンジニアリング』の「リスキリングの拡大」。これまで培ってきた経験に加え、新たなスキルを強化する入社後の学び直しが拡大している流れを指します。「学び続けること」の重要性がより増しているともいえるでしょう。

今後のキャリアを考える上で、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

取材・文/和泉ゆかり