堅実女子ニュース&まとめ 4日の早朝5時前後が見頃!しぶんぎ流星群で2022年の目標をどんどん願おう

あけましておめでとうございます。今年は年初から、すばらしい天文現象が待っています。しぶんぎ座流星群がたくさん見えそうなんです! ん? しぶんぎ座って何!? では、2022年も星空を見上げてまったりほのぼのリラックスしていきましょう。

スター1★月のない夜、しぶんぎ座流星群に期待大

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1月4日3時の空。しぶんぎ座流星群の放射点の位置。(画像:国立天文台)

1月4日の未明に、しぶんぎ座流星群がピークを迎えます。

しぶんぎ座流星群は3大流星群のひとつで、毎年1月の始めにやってきます。しかし、ほかの3大流星群であるペルセウス座流星群(8月)、ふたご座流星群(12月)と比べて、あまり知られていないようです。

理由のひとつは、しぶんぎ座そのものの無名性にあるのかもしれません。なにせ、しぶんぎ座という星座は現在、存在しません。しかもそもそも「しぶんぎ」とは?

しぶんぎは「四分儀」と書きますが、昔、天体観測に使われていた分度器のような器具のことです。今はもちろん使われていません。しぶんぎ座は18世紀につくられた近代星座のひとつでしたが、1920年代に天文学者たちが星座の領域を決める会議で、消えてしまいました。現在の、うしかい座の頭の先あたりにあった星座です。今はなき星座の名前を冠した、とてもめずらしい流星群なのです。

あまり知られていない理由には、あまりにもピーク時間が短いことが挙げられます。流星がいちばんたくさん流れるピークが、数時間しか続かないからです。ちなみにペルセウス流星群はピークを挟んで1ヶ月くらい、ふたご座流星群はピークの前後数日見られます。ただでさえはかない流れ星ですが、しぶんぎ座流星群はダントツにはかない流星群なのです。

しかし今年のしぶんぎ座流星群はひと味違います。というのも、ピークの時間帯に月が出ていません。月明かりがあると、流星は見えにくくなります。月がまったく出ていない今年は、流星群を見る大チャンスなのです。

ピークは1月4日の空が白み始める直前、午前5時台と予想されています。暗い場所なら1時間で50個くらい見える可能性があります。5時前後が見頃ですね。いちばん冷える時間帯ですので、しっかり防寒対策をして空を見上げましょう。東から東南にかけて、視野は広く取りましょう。流れ星が見えたら今年の目標をどんどん願掛けしましょう。できるだけ暗い場所で見るのがベストですが、寒いし夜中ですのでくれぐれも無理はなさらぬように。

スター2★月と惑星たちの美しすぎる夕空

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1月4日〜6日、夕方の南西の空に細い月と惑星たち。(画像:国立天文台)

この季節、朝日もいいですが、夕陽も素敵です。日が沈んだあとの南西の空に注目してください。細い月と惑星がぞろぞろと集まって新年のあいさつでもしているようです。

1月4日は未明にしぶんぎ座流星群がピークを迎えますが、夕方の空には水星と、細〜い月が並んでいます。水星はいつも太陽の近くにいるので、きれいに見えるチャンスは少ないのですが、冬は空が澄んでいるため西の空低いところでもきれいに見えそうです。かなり低いので、ちょっと高い所で見られればベスト。

さらにその東側には土星、木星と並んでいます。月も少しずつ太りながら、5日には土星を追い越し、6日は木星と並びます。

スター3★7日の朝は早起きして「きぼう」を見届けよう

1月7日にはふたたび明け方に注目! 清少納言さんも『枕草子』で「冬はつとめて」と書いています。つとめてとは早朝のことです。

国際宇宙ステーション(ISS)が1月7日の午前5時51分〜56分(東京)にかけて、北から東にかけて通過します。東京の日の出は6時50分ころなので、日の出前の薄明のなかを横切るISSが見えるかもしれません。ISSでは日本の実験棟「きぼう」が活動中です。人工衛星は、太陽光の反射を受けて光ります。だから見られるのは、日の出近くや日没前後だけです。

ISSが通過する日時は場所によって異なります。札幌、大阪では7日の早朝に通過しますが、福岡では8日の6時38分〜44分にかけて、西から南にかけて通過するのが見えます。

人工衛星の移動は速いです。夜空に飛行機のライトが横切っていくのと比べるとずっと速いので、ピンポイントの観察になります。早朝の空に、ISSときぼうが目撃できたら幸先のいいスタートが切れるかも。今年もグッドラック! 

ISSの通過は、雲さえなければ町中でも見えます。

*文中の時間や星図は東京の国立天文台を基準にしたものです。

文/佐藤恵菜