堅実女子ニュース&まとめ 死化粧師の仕事とは?メイク技術よりも大切な“心”の話【後編】

佳代子さん(仮名・37歳)は 両親に反対を受けながらも、死化粧師として働くという学生時代からの夢を叶えます。

ただ化粧をすれば良い世界ではなく、遺体の処置や家族への思いやりも重要な仕事。就職後は学生時代には得られなかった経験を積み上げていき、仕事に対する想いもどんどん熱くなっていったそう。

最後のお別れに花を添える立場だからこそ、“プロ”としての意識が何よりも大切だと言います。【前編】はコチラ。

ただ処置をして、化粧を施すだけでは足りない

「ご遺族と亡くなられた方を尊重し、しっかりと寄り添えるよう心がけています。自分が中学時代、あの死化粧師さんに魅力を感じたように、“気持ち”はすごく大切にしておきたい。そのためにもただ処置をして、化粧を施すだけでは足りないと思っていて。

人が亡くなられたのですから、悲しくないわけがありません。まだ死を受け入れられないこともあるでしょう。そんな中、事務的に淡々と対応されたら…。見ていてご遺族は良い気分ではありませんよね。

お葬式では最高の状態でお見送りしたい。そのためにも『どのような口紅の色がお好きでしたか?』とか、細かい部分もヒアリングするんです。

これは私の勝手な想像に過ぎませんけど、やっぱり“いつもと変わらない状態”に仕上げることで、その方本人も安心して旅立てるんじゃないかなぁと。身内からしても、見慣れない色を使われるより、生前と変わらぬようにすれば、多少は心が落ち着くと思うんですよね」

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