おひとり様ライフを満喫し、今後もひとりで生きていこうと考えている佳恵さん(43歳・仮名)。実は、今まで不倫、二股、契約恋愛的なことは経験するも、きちんと恋愛を楽しんだ経験がないという恋愛不適合者と自分を分析しています。
40代まではいろいろ悩んだ彼女ですが、ようやく今、人生を自分なりに楽しめるようになったと言います。そんな彼女に、今考えている人生設計について話してもらいました。彼女の過去の恋愛については前編でチェック。
婚活アプリで出会った彼の「セカンド」であり続ける理由
「婚活アプリで、モテ系男性と出会って1年以上つきあってるのかいないのか、という関係をつづけた結果、結局音信不通になってしまい、懲りたはずの私でしたが、また新たに出会った男性は、プライベートが謎の年下男性でした。
一緒にいると、とても愛情を注いでくれて、頼りにしてくれて、いいお付き合いをしているように思える関係なのに、実は彼の本性は全然知らないという微妙な状態です。最初はいろいろ彼のことを知ろうと努力もしたのですが、深入りしようとするとはぐらかすので、もう聞くのも面倒になってしまい…。」
という佳恵さん。なぜ彼に自分達の関係について問い詰めないのかを尋ねたところ、核心に迫ったら逃げられることが目に見えているから、よけない事をしたくないのだとか。少なくとも、今の自分のバランスを保ってくれるのが彼だから、彼とのこの関係を崩したくないと言うのが本音だそうです。
「こんなセフレのようなセカンドの関係は、将来がないバカな選択だということはわかっているのですが…今の私の生活には彼との定期的な関係が心地よく、ちょうどいい。縛られることもないし、割り切った付き合いはとても楽。そして何もない関係より、定期的に彼と会える方がマシかなと思って(笑)
結局また本命になれないセカンドな関係を続ける道を選んでしまったのです」
おひとり様の人生を決意した43歳の冬
彼女の気持ちの転機は43歳の冬。彼女の中で大きな事件があったようです。
「実は大好きだった祖母が他界。結婚する姿を見せられなかったことが心残りでしたが、彼女は私に自分の決めた道を進むように言ってくれました。祖母は40代に夫と死別し、その後50年以上一人で暮らしてきて、女性はひとりでも強く生きられるから!ということを教えてくれたのです。その姿を見て、私も自分の気持ちに噓をついて無理に結婚するより、自分らしく生きようと決めたのです」
祖母の死をきっかけに、ひとりで生きることについて、真剣に考えるようになったという佳恵さん。そして、今後自分に立ちふさがる問題について、独身のままの自分と結婚後の自分を想像して、どう解決するかまでシミュレーションしたと言います。