堅実女子ニュース&まとめ 真冬の東の空からカッコよく登場する“昇り星座”3選

大寒を過ぎましたが、本当に寒いのはこれからですね。真冬の星空は1等星が多くて見上げて楽しいものですが、寒いのであまりゆっくり見ていられません。そこで東の空に注目! 東からカッコよく登場する“昇り星座”をご紹介します。

スター1★夕暮れからサッと昇ってくるオリオン座

颯爽と昇ってくるオリオン座。ベルトのあたりが三つ星。(画像:アストロガイドブラウザ2022/アストロアーツ)

カッコいい星座と言えば、オリオン座はその筆頭でしょう。前回もご紹介していますが、オリオン座は1等星が2つあり、「三つ星」と呼ばれる2等星が一直線に並んでいるので、とても見つけやすい星座です。そのオリオンがこの季節は、日が暮れるころには東の空にすっくと昇ってきています。「三つ星」がほぼタテに並んでいるのが美しい時間帯です。オリオンが少し前に昇ったおうし座めがけて飛びかかっていく、そんなふうにも見える星図ですが、特にそうした逸話はありません。おうしもまるでオリオンに襲いかかっていくかのような星図ですが、そうした意図はないようで、冬空で見つめ合っているということでしょうか。

スター2★貫禄ある「しし座」を見るなら真冬の夜ふけ

駆け上るしし座と、コバンザメのようなこじし座。頭から前脚にかけての逆ハテナが目印。肩のあたりに光るのは1等星のレグルス。(画像:アストロガイドブラウザ2022/アストロアーツ)

次に、しし座です。しし座は春の代表的な星座に数えられますが、1月下旬は20時ごろ、お出ましになります。東の方角が開けているかどうかによりますが、獅子の頭らしきものが見えてくるのは21時過ぎでしょう。頭から前脚にかけての、クエスチョンマークを逆さにしたような逆ハテナが目印です。

しし座は大きな星座で、どっしりとして存在感がありますが、いちばんカッコよく見えるのは東から昇ってくる時間帯だと思います。もう少し時間が経って南の空まで上がってくると、周囲にあまり明るい星がないこともあり、サバンナでくつろぐライオンのように見えてしまいます。さらに時間が経って西に傾き始めると、頭から地平線に突っ込んでいくので、早くねぐらに帰りたいライオンのように見えてしまいます。

百獣の王なのだからのんびりしていてもいいではないかと思われるかもしれませんが、ギリシャ神話では、この獅子はライオンではなく、化け獅子ということになっています。狩りの達人が退治しに行くのですが、獅子を剣で切っても切っても皮が次々生えてくるという化け獅子です。

ちなみに、しし座の上に「こじし座」という星座があります。星図絵を見ると、しし座の子どものように見えます。しかし、こじし座は17世紀に作られた新しい星座で、しし座とは関係がありません。かなり暗い場所に行かないと見つけるのはむずかしいのですが、化け獅子の上にちょこんと乗っかっている何の縁もない小獅子ちゃん、ちょっと想像してみてください。きっと眠くなります……。

スター3★夜明けの空に健康のシンボル蛇をつかんだへびつかい座

夜明け前、へびとともに昇るへびつかい座。(画像:アストロガイドブラウザ2022/アストロアーツ)

眠れないまま明け方になってしまった……というときは、いっそ寒中の夜明けを拝んでみましょう。夜明け前に、蛇を掴んだへびつかい座が昇って来ます。こちらは夏の星座にカウントされることが多いのですが、蛇をガッチリつかんだおじさんの勇姿は、澄んだ夜明け前の今が見頃です。町中では、へびつかいの頭のあたりにある2等星が目印になります。

へびつかいのおじさんはギリシャ神話きっての名医、アスクレピオス先生です。蛇を持っているのは、古代ギリシャでは蛇が健康のシンボルだったからです。アスクレピオス先生、どんな難病でも治してしまう腕の持ち主ですが、それがアダとなって殺されてしまう悲劇の名医です。

夜明け前、いちばん寒い時間帯ではありますが、東から昇り来るへびつかい座に、今年の健康を願い、またベッドに戻るのもいいかもしれません。おやすみなさいドクター・アスクレピオスZzz

*文中の時間や星図は東京の国立天文台を基準にしたものです。

文/佐藤恵菜