堅実女子ニュース&まとめ 華やかな冬の星空にある“明るいのに見にくい1等星”を探してみて!

冬の星空は明るい星が多くて華やかです。今回は、きらびやかな冬空にあって、とっても見にくい星をご紹介します。見にくいからこそ見えればラッキー!

長生き伝説の1等星カノープスを見るチャンス

この季節、ぜひ見ていただきたい星があります。全天で2番目に明るい星でありながら、とっても見にくい1等星、カノープスです。りゅうこつ座という星座にあります。明るいのに見にくいのは、高度がとっても低いからです。

おおいぬ座の1等星シリウスのずーっと下の方にあるカノープス。見るなら今!(画像:国立天文台)

全天でもっとも明るい1等星は、おおいぬ座のシリウスです。この季節、19時ごろに南東の空で青白く光っているのが見られます。この明るいシリウスが南の空へ回ってくるころが、2番目に明るい1等星カノープが一番高く上がっている時刻です。一番高くても、図のように地平線のちょっと上。沖縄まで行けばそこそこ見えますが、仙台より北では地平線上に昇りません。仙台より北の人、ごめんなさい。

そんな見にくい星の観察をなぜおすすめするかというと、この星は見ると長生きするという言い伝えがあるのです。中国では昔、この星を「南極老人星」と呼びました。南の方に見える老人の星、つまり長寿の星という意味です。中国でも高度が低すぎてとても見にくかったはずなので、この星が見られるのは珍しくラッキーなこと。それが「見えたら長生き」伝説につながったと考えられています。

見にくいからこそ、見えたらラッキー。南の地平線まで見えそうな高い場所、南の水平線が見える海岸など。カノープスが見えるラッキースポットを探してみませんか? 見えなくてもがっかりしないでください。南の空には明るいシリウスやオリオン座のベテルギウス、こい座のプロキオンが形作る「冬の大三角形」が輝いているはずです。

夕暮れの西の空、明るい木星と細〜い月を探して

十五夜が話題になることが多い月ですが、月齢1〜3(新月から数えて1日から3日)の細〜い月も美しいものです。特に空気が澄んだこの季節、夕暮れの西の空に浮かぶ細いお月さまは絶品です。細すぎてよ〜く見ないと見えませんよ〜。

2月3日〜4日、日没ころの西の空に光る木星と月。(画像:国立天文台)

今回は目印に明るい木星があります。2月3日には木星のちょっと左上にあります。白く透き通るような、はかなくも美しいお月さまです。18時ごろになると、空はとっぷり暮れて、キレキレのお月さまになるでしょう。鋭いカミソリのようにも、笑うニコちゃんマークのようにも見えます。あなたは何に見えますか? 

4日になると木星からずっと離れてしまいますが、月齢3(三日月)になるので見つけやすくなるでしょう。

2月4日は立春です。寒さはまだまだ続きますが、夜空には今しか見られないものが輝いていますよ! 冬の星にグッドナイトしてお休みなさいZzz

*文中の時間や星図は東京の国立天文台を基準にしたものです。

文/佐藤恵菜