堅実女子ニュース&まとめ 2021年末に香港から日本に入国したら…驚きと感動の連続だった【後編】

昨年末、筆者が住む香港から2年ぶりに帰国しました。「コロナ禍での帰国レポ(前編)」に続き、後編では日本入国後の空港での手続きや、自主待機期間中の暮らしについて実体験をお話します。

※本記事の内容はすべて2021年12月29日入国時点での情報です。

機内はそこまでガラガラじゃなかった

「旅行者がいない分すいてるかも」という予想は外れ、飛行機は意外にも混雑していました。帰省日が年末だったことも影響しているかもしれません。とはいえ機内では全員マスクを着用し、居心地の悪さはとくになし。スタッフの方々のサポートもあり、快適なフライトでした。

空港での滞在時間は約2時間

6時間弱のフライトを経て、無事に成田空港へ到着。「手続きが難しいのでは…」と覚悟していましたが、空港での流れを一言で表すなら、さすが日本! 非常にわかりやすく、スムーズな工程に感動しきりでした。

まずは書類の提出と健康状態の申告

空港到着後、はじめに提出書類のチェックや健康状態の申告など書類関係のやり取りが行われます。

通路脇に設けられたスペースに椅子が1メートル間隔くらいで置かれており、それぞれがそこに座って書類の記載や準備をします。スタッフの方が一人ひとりチェックしてくれたので、とても安心できました。準備ができた人から、書類を受け付けてくれる部屋に入り手続きを進めます。

唾液の採取

書類提出のあとは、唾液の採取にうつります。番号が書かれた小さな試験管のようなプラスチックの入れ物を使って、1.5センチ分くらいの唾液を採取します。泡が多いとダメだと言われ悪戦苦闘。ここで採取した唾液はすぐに検査され、1時間ほどで陽性/陰性の判定がでます。

アプリのインストール

流れるように手続きできるよう調整されており、入国者はただそこに乗っていれば良いだけ。日本ならではのホスピタリティと、素晴らしい環境に感動しつつ前に進みます。

次に隔離中に使用するアプリのダウンロードを行うのですが、外国人を含むサポートスタッフはみな日本語が大変上手。きっと英語や日本語はもちろん、中国語などの外国語も話せる優秀な方たちなのでしょう。

スタッフの方々に導かれて、今度はアプリの作動チェックコーナーへ。無事アプリが動いていることが確認されると次のステップに進めます。

【インストールしたアプリ】
① COCOA(陽性者との接触がわかる)
厚生労働省のアプリで、陽性者と接触した際に通知が出ます。
② MySOS(隔離期間中、一日2回程度ビデオコールが来る)
12歳以下の子供は、親のアプリで全員分申告することができます。

終わりが見えた!滞在先を申告し検査結果を待つ

その後、広いスペースに通され、隔離場所を申告します。とくに問題が無ければ間隔をあけて置かれた椅子に座り、先ほど採取した唾液の検査結果を待ちます。

感染者が非常に少ない香港から来たとはいえ、いまや誰がかかってもおかしくない時代。緊張しながら結果を待ちました。

正直なところ、この時間はなかなかドキドキしました。万が一、陽性となった場合は再検査が実施されるため、さらに多くの時間を要することになります。

最後に入国審査を経てと検査キットが渡される

全工程が終わると、最後に入国審査が行われます。このとき、入国後3日目に行うコロナの検査キットが配布されました(12歳以下の子供には配布されません)。指定される検査の回数は一回ですが、予備なのかキットは2回分入っていました。

隔離中の生活

隔離中は、基本的に自由に外出することはできません。しかしながら、早い時間の食材調達や人が少ない場所での短時間の散歩などは認められています。

一方、「ゼロコロナ」を目指す香港はこの条件も非常に厳しく、ワクチン接種者であっても日本からの入国者には3週間の隔離が義務付けられています。

日本から香港へ入国する場合は、自らが予約した市内のホテルでの滞在が可能ですが、入国前に滞在していた国によっては市内から遠くはなれた島に隔離されることも。この場合、食事も好きなものをオーダーできませんし、差し入れの受け取りも難しくなります。

徹底した対策によって感染者増加を食い止めた香港。島での隔離のほか、GPS付きバンドや学校の全面休校、特定の国からの航空機乗り入れ禁止なども実施していました。

また、香港では隔離に利用できるホテルが限られていることから、人気のあるホテルは宿泊希望者が殺到し、なかなか予約できないという問題も…。その分コスト高になりがちで、隔離するだけで百万円以上になるケースもあります。

隔離の14日間は到着した翌日から計算!

隔離期間のカウントは、日本到着の翌日からスタートします。それを知らなかった筆者、帰国前に隔離施設を予約していたため、入国後に一日足りないことに気が付きました。しかも、もともと部屋を出るつもりだった日の前日に…!

「前編」でもお伝えしたように、隔離期間中は公共の交通機関を使えないので、ハイヤーやレンタカーを用意する必要があります。幸いにもウィークリーマンションでの滞在をプラス1日伸ばせたので、今回は事なきを得ましたが、さらなるコスト増につながるところでした。

スムーズで素晴らしい空港での工程とサポートに感謝

帰国前は不安でいっぱいでしたが、そんな気持ちをほぐしてくれたのが空港での気配りや手厚いサポートでした。入国手続きなどもきめ細やかに準備されていましたし、スタッフも親切な方ばかり。帰国者のストレスが最小限となるよう工夫されたサポートに、心から感謝しています。

文/山根ゆずか