堅実女子ニュース&まとめ 春を呼ぶ! 北斗七星と夜明けの惑星集合を見逃さないで

2月も下旬、春はもうすぐ! といってもまだ寒いし、コロナ禍はいつ終わるの、春休みはどうなるの〜といろいろ気になりますけれど…、眠れない夜は空を見上げてみましょう。そこには下界の出来事を超越した高い高い、気高い天界が開けています。そろそろ見上げれば北斗七星が。

スター1★北斗七星と北極星がわかればもう迷わない

2月下旬の0時ごろの北の空に北斗七星(黄色の丸い枠)が昇ります。黄色い矢印は北極星。(画像:アストロガイドブラウザ2022/アストロアーツ)

この季節、夜中になると空に大きなクマ「おおぐま座」が昇って来ます。そのおおぐまの背中から尻尾にかけて連なる7つの星が、北斗七星です。形から柄杓(ひしゃく)と呼ばれることもあります。神社の手水で使う、あの柄杓です。

おおぐま座は北の星座なので、実は一年中、昼も夜もほとんど北の空のどこかをのしのしと歩いていますが、いちばん見やすいのは春の夜中です。

北斗七星を見つけたら、次は北極星を見つけましょう。こぐま座のしっぽの先にある星で、ポラリスとも呼ばれます。北極星はもちろん一年中、昼も夜も同じ場所にありますが、きちんと場所を確認することってあまりないですよね。上の図のように、北斗七星の柄杓の2つの星をつないでグンと伸ばすと、ちょっと明くて黄色っぽい星があります。それが北極星です。

いつでもどこでもそこにあるのが北極星です。この星さえ見つかれば、たとえ道に迷っても大丈夫、北の方角がわかるようになります。ただし夜ですが。何か迷いごとがあるときは、夜中に北の空を見上げて北斗七星と北極星を探してみてはいかがでしょうか。

スター2★春の大三角形を見つけよう

しし座のしっぽにあるデネボラと、うしかい座のアルクトゥールス、おとめ座のスピカを結んで春の大三角形。(画像:アストロガイドブラウザ2022/アストロアーツ)

夜中になれば、空は春! 春の大三角形が、南東の空に大きくかかっているのを見ると春風を感じます……花粉症の方はそれも感じられるかもしれませんね!

春の大三角形は、しし座のしっぽあたりにある2等星のデネボラ、うしかい座の1等星アルクトゥールス、おとめ座の1等星スピカの3つで構成されています。デネボラは2等星なので、少し見にくいですが、アルクトゥールスは全天で3番目に明るい1等星、オレンジ色に光ります。スピカは白く光る真珠のようです。

ところで、アルクトゥールスとはギリシア語で「クマ熊の番人」という意味です。牛飼いなのになぜクマの番をするのでしょうか? うしかい座より北の空にはおおぐま座、こぐま座が、ひと晩中のしのし回っていますから、この2頭のクマたちに牛が襲われないように見張っているのかもしれません。熊の番人をする牛飼い君をどうぞよろしく。

スター3★春の夜明けは惑星がいっぱい!

明けの明星=金星が輝く3月の夜明け。(画像:国立天文台)

2月の下旬から、夜明け前の東の空が惑星でにぎやかになります。まず、夜明けの金星をご紹介しましょう。2月の下旬は日の出が6時15分過ぎですが、その5時半ころには東の空に、キラキラ光る金星が見えるでしょう。金星のすぐ近くに火星もいます。金星が明るすぎて、火星がかすんでしまうかもしれませんが、金星のちょっと右下に、ちょっと赤く光る星が見つけられたらラッキー。

そして3月20日に、金星は太陽からもっとも離れた場所に来て、もっとも明るくなります。マイナス4.4等です。全天でいちばん明るい1等星シリウスがマイナス1.46等ですから、それよりもずーっと明るいのです。

3月には土星も出て来ます。輝く金星に火星や土星に接近したり離れていったり、何やら楽しそうです。早起き習慣をつけたい人は、今年がチャンスかもしれません。夜明け前の空に、惑星たちが待っています。一方、なかなか眠れない人もこの時期だけ夜明前に起きて、明るい星を目に入れてはいかがでしょうか。もしかしたらパッチリ覚醒して、夜は早めに眠くなるかもしれません。この春もグッドナイトZzzz.

*文中の時間や星図は東京の国立天文台を基準にしたものです。

文/佐藤恵菜