堅実女子ニュース&まとめ 【サードウェーブ女子〜アラサー女子上京物語〜】岐阜の5人兄弟真ん中っ子、地元を離れられない呪縛からの卒業~その2~

30歳前後で地方での人生に見切りをつけ、東京に新たな人生を求めて上京した独身女性達を『Suits WOMAN』では 「サードウェーブ女子」 と名付けました。地方在住アラサー独身女性はなぜ東京を目指したのか? その「動機」と「東京での今」に迫る体験談。

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今回お話を伺ったサードウェーブ女子、砂田佑里さん(仮名・34歳)は岐阜県岐阜市出身。自営業の父と、父が持つビルの1階で喫茶店を営む母、兄、姉、妹と弟という5人兄弟の真ん中で、お金に苦労することなく裕福な家庭で育ちます。大学と卒業して、就職することへの嫌悪感から1年ほど海外を放浪した後、24歳の時にITバブルの波に乗り、苦労することなく名古屋のIT企業に就職。しかし入社したのはブラック企業で、ノルマからくる激務と心労で体調を崩してしまい3年で退職してしまいます。その後は、母親が経営する喫茶店の手伝いをして半年ほどたった時、元上司から連絡があったといいます。

「私が会社にいる時からずっと気にかけてくれていた上司がいたんです。その上司は会社を辞める時も相談に乗ってくれたり、家まで心配して来てくれたりしていました。会社で唯一心を許していた人です。その元上司が久しぶりに連絡をくれて会うことになり、そこで『知人の勤めている東京の会社が人手を探している、紹介するので会ってみないか』という誘いをもらったんです」

まさかの転職の誘いにその日は答えを出せなかったといいます。でもこのチャンスを逃したらずっとこのままかもしれないと思い立ち、翌日には誘いを受ける連絡をしたとのこと。

「お話をいただいた時は本当にびっくりしました。まさか欠勤を繰り返していた状況で仕事を辞めたのに、別の仕事に誘ってもらえるなんて。体調を崩して仕事を退職したので、親や兄弟はフリーターみたいな現状でも何も言ってこなかったんですが、実家にいるのはなんとなく居心地が悪くなってきていたんですよね。もう27歳で、特にやりたいことや資格も持ってなかったので、これからに不安しかありませんでした。そのお誘いがなかったらどうなっていたか……。今でも元上司には頭が上がらないですね」

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