堅実女子ニュース&まとめ 【サードウェーブ女子〜アラサー女子上京物語〜】結婚を目指し、彼とともに上京した岩手女子~その2~

30歳前後で地方での人生に見切りをつけ、東京に新たな人生を求めて上京した独身女性達を『Suits WOMAN』では 「サードウェーブ女子」 と名付けました。地方在住アラサー独身女性はなぜ東京を目指したのか? その「動機」と「東京での今」に迫る体験談。

 ☆☆☆

今回お話を伺ったサードウェーブ女子、井坂美智子さん(仮名・32歳)は岩手県出身。新幹線も停まる盛岡駅からクルマで15分ほどのところで生まれます。物心がつく前に両親は離婚して、母親と4歳年上の兄との3人家族の中、寂しさを感じることなく母親の愛情をたっぷりと受けて育ちます。ビジネス系の専門学校を卒業後、広告代理店で経理として勤め出し、社会人7年目で付き合っていた男性から上京しようと誘われます。

「ただ単に一緒に上京しようと誘われただけだったら、きっと行ってなかったと思います。一応プロポーズもされたので、双方の親に上京すること、将来結婚することを伝えて2人で上京することにしました。付き合っていたことは会社のみんなも知っていたので、会社に迷惑のかからないように私のほうが2か月ほど遅れて退職しました。その間に彼は家を探したり、東京でアルバイト先を見つけたりがあったので、先に上京していました」

2か月後に美智子さんも上京。一緒に暮らしながら職を探し、彼はアルバイトをしながら独学で勉強を始めました。

「私の仕事もすぐ見つかりました。彼がアルバイトという立場だったので、私がとにかく支えていかなければと、小さな印刷所の事務の正社員として働き始めました。彼は割りのいいバイトをということで深夜の清掃の仕事を週3日で、そのほかの時間はすべて勉強に使っていましたね。仕事終わりに家に帰ってからの彼しか知りませんが、勉強は本当に頑張っている様子でした」

しかし上京半年後に行なわれた試験には不合格。再度の試験に向けて今度は学校に通いながら勉強する日々の中、些細なことでケンカが増えたといいます。

「学校に通いながらとアルバイトで余裕がないのか、よく関係ない怒りをぶつけられることが増えました。『お前は気楽でいいよな』とか言われたり……。貯金もあったので、そこまでしんどいのならアルバイトを辞めてもいいと言ったのですが、100%養われていることはプライドが許さないのか、頑なにアルバイトは辞めませんでしたね。本当にピリピリしていて、今振り返っても腹が立ちます」

そして――。見事にその1年後に合格。その後とある行政サービスに勤務することになります。このことで2人の関係は穏やかになるはずでしたが、そうはいかず険悪な関係が続きます。

1 2