堅実女子ニュース&まとめ 【サードウェーブ女子〜アラサー女子上京物語〜】島根での暮らし、すべてを変えるために東京へ~その1~

地方出身の女性が東京に上京するタイミングは、実は3回あります。

第1の波:「ファーストウェーブ」地方の高校を卒業し、東京への進学。

第2の波:「セカンドウェーブ」地方の学校を卒業し、東京への就職。

この2つの波はよく知られていますが、第3の波が存在していることは、あまり知られていません。

第3の波:「サードウェーブ」それは、

30歳前後で地方での人生に見切りをつけ、東京に新たな人生を求めて上京する独身女性達の潮流。

この波に乗り、30歳前後で地方から東京へ上京してきた独身女性達を『Suits WOMAN』では 「サードウェーブ女子」 と名付けました。地方在住アラサー独身女性はなぜ東京を目指したのか? その「動機」と「東京での今」に迫りたいと思います。

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今回お話を伺ったサードウェーブ女子、金井みち子さん(仮名・38歳)は島根県出身。長い髪をひとつに束ね、黒目がちな目は意思の強さを感じます。フリルなどの女性らしい服装に身を包み、実年齢より大幅に若く見えます。彼女は現在、結婚相談所の仲人として働いています。そして彼女はトランスジェンダー(女装男性)です。

――「東京」ってどんなところだと思っていましたか?

「ビルばっかりな街、働いている人ばっかりなイメージでした。テレビドラマにある世界? 憧れはなかったです。地元に近い、関西に憧れていた気持ちのほうが大きかったですね」

みち子さんは島根県出身。松江駅からクルマで10分ぐらいの住宅街で生まれ育ちます。サラリーマンの父、パート勤務の母、1歳上の兄、5歳下の妹との5人家族。兄弟の真ん中っ子で家族仲は良かったといいます。高校は工業高校へ進学し、高校卒業後に京都の企業へ就職します。

「小学校3、4年の頃から自分の性別に違和感はあったんですが、中学高校は誰にも言うことなく男性として過ごしました。高校は工業系に進んだので周りが男性ばっかりだったんで、自分がなよなよしている中性っぽいことからいじめられたんですよ……。元々女性になりたかったんですが、男性を恋愛対象として見たことはなかったです。そしていじめられたことで男性が嫌いになってしまったんです。なので初恋の人から女性でした。自分は女性だと思いながら同性として女性が好きだったんです。でも受け入れられないことが怖くて、カミングアウトしないまま高校を卒業して、男性として京都の西陣織のデザイン会社に就職しました」

就職を機に京都で1人暮らしを始めますが、1年ほどで退職してしまいます。

「仕事はそれなりにやりがいはあったんですが、やはり男性として働くこと、振る舞うことに苦痛を感じてしまって……。地元を離れたので、京都では新しく女性として過ごしてみたかったんですよね。退職後はアルバイトを転々としました。本屋や喫茶店などで働きましたが、やはり女性の姿では面接に受からなかったんです。なので結局男性として働いていました」

そんな自分を偽りながらの生活を続けている中、ある女性と出会ったそうです。

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