堅実女子ニュース&まとめ 【サードウェーブ女子〜アラサー女子上京物語〜】人との距離を計りきれず逃げるように東京へ~その2~

30歳前後で地方での人生に見切りをつけ、東京に新たな人生を求めて上京した独身女性達を『Suits WOMAN』では 「サードウェーブ女子」 と名付けました。地方在住アラサー独身女性はなぜ東京を目指したのか? その「動機」と「東京での今」に迫る体験談。

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今回お話を伺ったサードウェーブ女子、足立聡美さん(仮名・37歳)は広島県出身。広島駅から路面電車で10分ぐらいのところの住宅街で生まれ育ちます。サラリーマンの父、専業主婦の母、3歳下の妹との4人家族の中、母親からの過干渉の暮らしにうんざりしていたものの逆らえずに地元の大学に進学。その後就職に失敗し、実家に暮らしながら地元でアルバイトを続けますが、妹が神戸の大学へ進学するタイミングで家族に就職が決まったと偽り、妹と神戸での2人暮らしがスタートします。神戸での暮らしは自由そのものだったと伸び伸びと過ごしていますが、このままアルバイトで就職できていないことに心の底では焦りを感じていた中、とある仕事をアルバイト仲間から紹介されます。

「紹介されたのは、いわゆるマルチ商法でした。友人を紹介して会員になってもらい、その人が商品を売ったら自分にも紹介料や販売マージンが得られるというものです。その時に紹介してきた人は1歳年上の仲が良いと思っていた女性の方で、信頼していました。それにそんな仕事があることも無知で知らなかったんです。説明をするからと4~5人がいる場所に連れていかれて……。そこまで魅力的な仕事とは感じなかったんですが、知り合いを紹介して、売り上げが上がっていくとそこで社員になれるというところに食いついてしまったんです。その日のうちに契約をして、研修を受けたのち地元や神戸の知り合いに声をかけまくりました。でも地元と居酒屋のアルバイトのほうは誰を誘っても説明を聞きにも来てくれなかったんです。今振り返ると、居酒屋のほうは私を紹介した友人がバイト先のほとんどの人に声をかけていたみたいで、またかという感じだったんでしょうね……。私はアルバイトをもう1つしていたので、喫茶店の人たちに声をかけて数人を説明会に連れて行きましたが、誰も契約してくれませんでしたね……」

その後も説明には何人かを誘えたものの、勧誘はことごとく失敗に終わったとのこと。

仕事も友人もすべてを失う……

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