堅実女子ニュース&まとめ 【派遣女子・どうして更新されないの?】 生真面目な国立大卒。上司のため口にぶちキレで契約終了~その1~

パートやアルバイトというような非正規雇用が増え続けている現代。いわゆるフリーターと呼ばれているアルバイトやパート以外に、女性に多いのが派遣社員という働き方。「派遣社員」とは、派遣会社が雇用主となり、派遣先に就業に行く契約となり派遣先となる職種や業種もバラバラです。そのため、思ってもいないトラブルも起きがち。

自ら望んで正社員ではなく、非正規雇用を選んでいる場合もありますが、だいたいは正社員の職に就けなかったため仕方なくというケース。しかし、派遣社員のままずるずると30代、40代を迎えている女性も少なくありません。

出られるようで、出られない派遣スパイラル。派遣から正社員へとステップアップできずに、ずるずると職場を渡り歩いている「Tightrope walking(綱渡り)」ならぬ「Tightrope working」と言える派遣女子たち。「どうして正社員になれないのか」「派遣社員を選んでいるのか」を、彼女たちの証言から検証していこうと思います。

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今回は、都内で派遣社員として働いている山本茜さん(仮名・28歳)にお話を伺いました。茜さんは、地方の国立大学卒という経歴にもかかわらず、この数年は派遣社員として働いています。「髪型とか服装にはあまりこだわりがない」という彼女。近所の美容院でカットモデルとして切ってもらったというショートカットに、主に無印やユニクロで購入しているというチェック柄のシャツ、太目のシルエットのジーンズにローカットのスニーカーを合わせていました。

「服とか、ジーンズは相方と共有しているのもあります」

茜さんには、11歳年上の39歳になる彼氏がいます。結婚の予定はないまま、同棲を始めて2年目に突入したそう。

「相方とは書店で働いている時に知り合いました」

大学では弁論部に所属し、書評を寄稿したり読書会なども企画していたと言います。大学で取得した司書の資格も使うことがないという彼女。今回は、資格や学歴があるのにどうして派遣で働いているのかを聞いてみました。

「父と母は市役所勤めの公務員で、弟は地元で高校の数学の教師をやっています。私は他の選択肢がなかったというか、地元の県立に入学して、近隣の国立大学に進学しました」

勉強は得意な方だったという茜さん。学生時代は図書館の本を読み漁っていたと言います。

「国語は県の模試で3位を取ったことがあるくらい得意だったんですよ。本当は旧帝大を狙いたかったのですが、弟がいたので浪人が許されず、絶対に合格できそうな大学に入学しました」

特にやりたいこともなかったため、地元で就活を行ないます。

「大学はこじんまりとしていたので、そこそこ楽しかったですね。親から公務員試験を受けるように勧められたのですが、それは嫌だなって思って。子供向け教材を販売している営業所に入社しました」

しかし、体育会系の会社の風土に馴染めなかったそう。

「弁論とかディベートは得意だったんですが、営業が苦手で。しかも田舎なのでクルマがないと仕事もできない地域だったので、慣れない運転もストレスでした。入社して2年目になったころに、帯状疱疹が出るようになって、1か月休職した後に退職しました」

地元から逃げるように上京した茜さんに、待ち受けていた現実とは?

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