堅実女子ニュース&まとめ 【東京深夜0時・結婚しない女】「家を買えば、愛だけで男を選べる」35歳弁理士・多恵子~その2~

それを裏付けるのが、多恵子が去年インフルエンザにかかり、高熱で生死の間をさまよっても、見舞いすらこなかったことだ。さらに、父親が亡くなったことを伝えたときも、“ふーん”の一言で終わらせてしまった。

それを、多恵子が勤務する弁理士事務所の代表の祥子先生にこぼしたことがある。彼女は2人の男の子を育てながら、夫婦で看板を張って弁理事事務所を拡大したやり手だ。50歳という年齢も2人の大学生の息子がいるとも感じないほど若々しく、小太りな体全身に気迫とエネルギーを満たしている。

「彼、35歳でしょ。それであの有名中高一貫男子校に進学している。ということは、自分の母親と一心同体になって、中学受験を突破したのよ。男の子って5年生くらいから、笑っちゃうくらい母親に興味をもたなくなるわけ。そんなときに、中学受験で母親がべったりくっついて、勉強に付き合ったり、弁当つくったりして、ホントに細かく世話してんだもん。やっぱちょっと変わったところ出ちゃうんだと思うよ」

たしかに、聡は“女とは自分の思い通りに都合よく動くものだ”というのがデフォルトで設定されている。多恵子が意のままに動かないと、途端に不機嫌になったことも一度や二度ではない。

「でっしょ~。多感な時期に恋愛も失恋もろくにせず全能感を抱えたまま大人になったんだもん。女=母親ってなってるわよ。多恵子先生はいつもスペックで男を判断するからね。まあ偉大な父を持つ娘はそうなるわよ。でもさ、中高一貫校育ちのハイスペックな男がね、結婚してモラハラになんの。程度の差こそあれ、そんなもんよ」祥子先生はそう言って、がはは、と笑っていた。

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