堅実女子ニュース&まとめ のんの才能が再び開花! 映画『この世界の片隅に』がスゴイ理由

今年は、『シン・ゴジラ』、『君の名は。』と、邦画の勢いが止まりません!

そして、今、注目を集めているのが、アニメ映画『この世界の片隅に』。
テレビでの告知はそんなにしていない本作ですが、11月12日から上映が始まった途端に、
ネットを中心に絶賛コメントが続出。全国の上映館が満席となるヒットとなっています。

なぜ、そんなにも人気を集めているのでしょうか?
今回は、その理由を探っていきましょう。

超自然な、のんの声がとにかく神ってる!

本作は、昭和9年の広島が舞台。18歳の主人公・すずは、広島県・呉市に嫁ぎます。
夫・周作とその家族とともに、戦争の波が広がりつつあるなか、つましくも幸せな生活を送るすず。
そして昭和20年、呉は大空襲に見舞われ、すずの日常も大きく変化していく……。
というのがストーリー。

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監督・脚本:片渕須直 声の出演:のん、細谷佳正、稲葉菜月、小野大輔ほか。©こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

すでにネットで話題になっていますが、本作は能年玲奈あらため、のんが主人公すずの声を担当。
のんといえば、『あまちゃん』(NHK)の初々しい演技で人気を集めましたが、本作でも、のんの魅力は炸裂しています。

主人公すずは、おっとりとした性格の絵を描くのが好きな女の子。
本作の冒頭で「うちは、ぼぉ〜っとしとるけん」と自分で天然さを自覚しているのが、また可愛い。
このセリフを聞いた瞬間に「あ〜、これは、のんが適役!」と、実感します。

©こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

すずは絵を描くのが好き。しかもめちゃくちゃ上手い!©こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

アニメを見ていると「この声優さんって、あのキャラクターと同じじゃない?」
「どっかで聞いたことある声だな」と感じることってありますよね?
ほかにも、声とキャラクターが合っていない、棒読み過ぎて耐えられない、と思ったこともあるはずです。

本作はそれがまったくありません。映画が始まり、すずが動きだし、話し出した瞬間に「のん」が「すず」で、「すず」が「のん」という。女優とアニメキャラクターが一体化した感覚があるのです。

しかもその一体感が心地良いのです。
「この映画、のんを声優にするために作ったんじゃないのかな?」
と、思ってしまうほど、のんとすずは、非常に良く似ているのです。

そういえば、以前、のんがトーク番組に出演していたとき、彼女はひとつの質問に対して、物凄く時間をかけて考えをまとめ、
ゆっくりと自分の言葉を探しながら応えていました。
「このまま黙ってたら放送事故だよ」と見ている側がハラハラするほどのあの妙な間合い、そして、真剣に応えようとしている姿。

その姿がまさに、『この世界の片隅に』のすずの真っ直ぐで素直な性格とマッチしているんですね。

すずを見ているのに、その後ろに、のんの姿が見える。
そんな今までにない体験が味わえるのが、この映画のスゴイところなのです。

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