堅実女子ニュース&まとめ 【派遣女子・どうして更新されないの?】ゆとり世代女子、自己アピールが苦手で就職浪人へ~その1~

パートやアルバイトというような非正規雇用が増え続けている現代。いわゆるフリーターと呼ばれているアルバイトやパート以外に、女性に多いのが派遣社員という働き方。「派遣社員」とは、派遣会社が雇用主となり、派遣先に就業に行く契約となり派遣先となる職種や業種もバラバラです。そのため、思ってもいないトラブルも起きがち。

自ら望んで正社員ではなく、非正規雇用を選んでいる場合もありますが、だいたいは正社員の職に就けなかったため仕方なくというケース。しかし、派遣社員のままずるずると30代、40代を迎えている女性も少なくありません。

出られるようで、出られない派遣スパイラル。派遣から正社員へとステップアップできずに、ずるずると職場を渡り歩いている「Tightrope walking(綱渡り)」ならぬ「Tightrope working」と言える派遣女子たち。「どうして正社員になれないのか」「派遣社員を選んでいるのか」を、彼女たちの証言から検証していこうと思います。

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今回は、都内で派遣社員として働いている小山藍さん(仮名・24歳)にお話を伺いました。藍さんは、肩よりも長いロングヘア、ワンピースにカーディガン、ストッキングにローヒールを合わせていました。いわゆる「どこにでもいそうな女子大生」といった風貌。

「自分の世代はゆとり世代で、量産型って言われるんですよ」という彼女。就職活動は、大手ばかり狙って受けたのに、全滅したそう。

中高と成績も普通で、とりたてて目立ったことは何もなかったと言う藍さん。特に自己アピールできることがないため、就活も失敗に終わったとか。“とりあえず就職したい”という彼女に、どうして派遣で働いているのか聞いてみました。

「高校くらいまでは普通の成績だったんですよ。たまたま赴任してきた英語の先生が、元は塾講もやっていた人で。わからないところを教えてもらううちに、付き合うようになって」

元々は勉強が得意な方ではなかったと言う藍さんでしたが、先生の助けもあって、在学していた高校からは初めての合格者という大学に進学します。

「先生と会いたい口実というか、親には“勉強教えてもらっている”って言ったら、あっさり“いいよ”って許してもらえて。周りにはバレていたんだと思いますが、無理だと思っていた大学に受かったんですよね」

しかし、大学に入学後、しばらくして先生と破局。慣れない大学生活に苦戦します。

「英語の配点が高かったんで受かったんですよ。英語が特別、好きだったわけではないから、入学してからコマ数が多くて苦労しましたね」

同じ高校から大学へ何人も進学していて最初から知り合いがいる同級生や、内部進学の同級生などを見て、周りに知り合いがいないのが辛かったと言います。

「最初の頃は、大学にも友達ができづらくて。なるべく目立たないようにとか、会話とかも周りに合わせていたら、ファッションとかも似たような感じになって」

とりあえず、大学を出たら就職。その程度にしか考えていなかったと言う彼女。

「就活も、周りがやっていたので自分も始めたのですが、正直、どういう仕事がしたいとか、何がやりたいとか明確な希望がなくて。親から“金融なら安定している”とか、周りが“保険業界は入りやすい”とか言っていたので、受けてみたけれど、どこにも受からなくて」

就活はそつなくこなしました、と言う藍さんに待っていた現実とは?

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