堅実女子ニュース&まとめ 【派遣女子・どうして更新されないの?】お嬢様育ちが「家事手伝い」よりも「派遣」で働くことを選んだ理由~その2~

かつては、自分の時間が欲しい、自由な時間を謳歌したいと言う女性たちに支持された派遣と言う働き方。今回は、都内で派遣社員をしている杉浦未華子さん(仮名・28歳)にお話を伺いました。

兵庫県で生まれ育った未華子さん。大学教授の父と、たまに翻訳の仕事を手伝っていた母の3人家族。のんびりとした性格の未華子さんは、母の勧めもあり中高一貫の女子校に進学します。大学は推薦で音楽学科で学び、教職を取得しますが就職活動を行なわず卒業。たまに人前でピアノを弾く以外は、何もしていない状況を友人から“無職”と非難されてしまいます。

会社勤めが苦手だという未華子さんが、会社員として働くようになったのには理由がありました。

「祖母の具合が悪くなったんですよ。叔母と母の仲が悪くて、不動産関係の相続をどうするか揉めたみたいで……。私もすぐには貧乏っていうわけではなかったのですが、名義だけでもマンションの管理人に将来なればいいと思っていたので、当てが外れて」

親子で期待していた不動産関係の収入が、将来手に入らない可能性が出てきました。

「それまでは“いつか結婚するんだし、女の子が一生懸命働かなくても”なんて母は言ってたのに、少しずつですが“働けば”という雰囲気になってきて」

母の言動に疑問を持ちつつも、気ままな実家暮らしを満喫していたという未華子さん。

「当時、つきあっていた彼氏がいて、結婚したいって思っていたんですよ。ただ、あまり大学のレベルが良くなくって。母が“お父さんよりも頭が悪い大学の人はちょっと”とか、“生まれてくる子供がかわいそう”って言いだして……」

きちんとした会社勤めをしたことがない、ほぼ専業主婦の母親に、疑問を持ち始めたと言います。

「母はすごく他人をバカにする癖があって。新聞の集金に来る人に少し多めにお金を渡して“おつりはいいです。頭を使わない仕事で大変ですからね”って言ったり。タクシーに乗った時にも、少額のおつりをわざと受け取らないで、“あげます”って言って降りた後に、“あの人たちは小銭を楽しみにしているのよ”って言ったり。多分、きちんとした会社勤めをしたことがないからだと思うんですよ」

祖母の金銭的な援助もあり、25歳にして、実家を出ることを決めます。

「祖母も、専業主婦でわがままな母のことが気がかりだったみたいでした。それで、私には一人暮らしをさせた方がいいと思ったみたいです。ちょうどその頃彼氏と別れてどうしようとか悩んでいたら、“敷金礼金分くらいはあげるから、どこか親元以外で暮らしてみたら?”って言ってくれて」

生活圏の狭さに息苦しさも感じていました。

「住まいを探していた時に、神戸はちょっとなって思ったんですよ。どこに行っても、住んでるところとか、出た学校で“ああ、お嬢様ね”って感じで扱われるので」

とりあえず、一度は東京暮らしをしてみようと思って上京します。

「関西圏以外の人からみたら一括りにされるのですが、大阪もごみごみしていてちょっと苦手で。神奈川に住もうかなと思って、上京しましたね」

東京で大企業に派遣され、優越感に浸る日々……

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