堅実女子ニュース&まとめ 【派遣女子・どうして更新されないの?】産後、職場に復帰したら昇進できないマミートラック状態。精神的なストレスから派遣へ~その1~

パートやアルバイトというような非正規雇用が増え続けている現代。いわゆるフリーターと呼ばれているアルバイトやパート以外に、女性に多いのが派遣社員という働き方。「派遣社員」とは、派遣会社が雇用主となり、派遣先に就業に行く契約となり派遣先となる職種や業種もバラバラです。そのため、思ってもいないトラブルも起きがち。

自ら望んで正社員ではなく、非正規雇用を選んでいる場合もありますが、だいたいは正社員の職に就けなかったため仕方なくというケース。しかし、派遣社員のままずるずると30代、40代を迎えている女性も少なくありません。

出られるようで、出られない派遣スパイラル。派遣から正社員へとステップアップできずに、ずるずると職場を渡り歩いている「Tightrope walking(綱渡り)」ならぬ「Tightrope working」と言える派遣女子たち。「どうして正社員になれないのか」「派遣社員を選んでいるのか」を、彼女たちの証言から検証していこうと思います。

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今回は、都内で派遣社員として働いている服部明子さん(仮名・33歳)にお話を伺いました。明子さんはセミロングの黒髪を後ろにひとつにまとめ、太めのきりっとした眉毛とナチュラルメイク、薄茶色のフレームの眼鏡をかけていました。紺色のフレアスカートのワンピースに、黒のシンプルなスリッポンを合わせ、茶色の革製の大き目なトートバッグを持っていました。

「今はフルタイムの派遣社員として働いています」

明子さんは、もうすぐ3歳になる男児のママ。今年の春までは、正社員として働いていました。

「前の職場は家から1時間以上かかる場所で、時短勤務をしていたのですが色々とタイミングが重なって、退職しました」

彼女は福島県郡山市出身。10歳年が離れている姉と、70代になる父、専業主婦の母は地元で暮らしています。

「私は、父が42歳の時に生まれた子だったんです。父はガスの点検スタッフとして働いていて、母は足が少し不自由だったので専業主婦として家にいましたね。子供の頃は、ほかの子と比べると親が老けていたので、運動会とかに親が来るのが嫌でした」

10歳年の離れた姉は、母親代わりのように面倒を見てくれました。

「姉は典型的な長女で、“私がやらなければ”という感じで、足が少し不自由だった母の面倒を率先してみていたんですよ。今も、結婚をして実家の近所で暮らしています」

地元には、姉と両親が暮らしています。

「姉とも10歳も離れていたので、喧嘩もした記憶とかなくて。私が小学生の時には、もう向こうは成人していたので、結構、早々と家を出ちゃったんですよ。姉は、介護士の資格が取れる専門を出ていて、今は訪問介護の仕事をしています」

昔から、自分は上京したいという気持ちが強かったと言います。

「私だけ、ちょっと変わっていたというか。中学くらいから東京に行きたかったんですよ。中学の時の修学旅行で行けるチャンスがあったので、行きたい店とかリストアップして。結局、グループ行動で行けなかったんですけど。渋谷の交差点に行っただけで、“お祭りみたい”って、人の多さにびっくりしましたね」

古い価値観の親と、時々衝突していたと言います。

「多分、親が他の親よりちょっと年上だったから、それに反発して家を出たかったというのがあったのかもしれないです。高校生の頃、周りの子は携帯を持ち始めたのですが、うちは“そんなもの必要ない”の一言で反対されたの覚えています」

新卒で就職した企業から、念願のIT企業へ転職……

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