堅実女子ニュース&まとめ 【起業したい女たち】セミナーで克服できた外見コンプレックス、同じ悩みを抱える人を助けたいと起業するも開店休業~その2~

正規雇用、派遣、パートと働き方が多様化する中、組織に囚われない生き方として、起業する女子も増えてきています。結婚、出産と言うようなライフイベントに左右されることなく、自分で自分の人生を思い描く「一国一城の主」を夢見る希望にあふれた「起業女子」たち。彼女たちを待ち受けているのは、「成功」、それとも「挫折」? 

今回登場するのは、都内で女性向け美容コンサルタント業を手掛けている藤本由美(仮名・35歳)さん。

山口県宇部市で生まれ育った由美さんは、船舶の荷役業として働いていた父と、保育補助をしていた母、3歳年下の弟の3人家族。中学時代から「ブス」とからかわれたり、体臭や外見のコンプレックスに悩みます。信頼していた彼氏に浮気をされ、男性に対して猜疑心が生まれます。地元の短大を卒業し、東京の大学に編入しますが、外見をバカにされ仲間はずれにされます。

社会人になったら、外見に左右されない場所で生きよう。そう思った彼女は、より一層就活に力が入ります。就職先は、女子力が必要そうなきらびやかな業界ではなく、実力で評価されそうな企業を選びます。建築関係だったら、男女関係なく活躍ができるかもしれない。そう思ってハウスメーカーと呼ばれる、住宅建築会社に入社します。配属先は、男性社員が多い営業部署で事務職として働きます。

必要があれば自ら建築現場に赴き、ヘルメットを着用し工事の進行具合も確認します。汗っかきなので、メイクは日焼け止めクリームを塗るだけで済ませ、ほぼノーメイクの毎日。しかし、評価は一向に上がりません。ある日、上司から「鏡を見てこい。嫁入り前なのに、ひどい顔だぞ」とノーメイクを注意され、落ち込みます。

女性として、嫌な思いをせず働ける職場があれば……。そう考えていた時に、雑誌に載っていたオーラで開運できるというメイクを主体としたセミナーに出会います。今までは「ブスはなにをしてもブス」と、卑屈になっていました。しかし勇気を出して開運メイク塾の体験レッスンに参加してみたところ、職場の男性から食事に誘われるようになります。相手は2歳上の既婚者で、「男の人って、外見でこんなに態度が変わるものなの?」と思うくらい、女性扱いしてくれます。これまで経験をしたことがなかったような、おしゃれな居酒屋や、イタリアンレストランなどに連れて行ってもらい、ダメだとわかりながら不倫関係になります。

この経験がきっかけとなり、「自己投資」のつもりでメイク塾のセミナーに通うことを決意します。全4回の初心者コースを修了する時には、頭の中には「全コースを修了して講師になりたい」と考えるようになります。

セミナー通いのために、仕事を退職。コンサルティング業務で独立するが……

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