堅実女子ニュース&まとめ 【勤続10年女子】憧れだったテレビ業界、仕事が何よりも楽しくて結婚・出産は二の次に!?~その2~

大卒の新卒入社した社員の、入社3年以内の退社が30%とも言われている現代。正規雇用ではない派遣やパート、フリーランスという働き方が多様化する中で、アラサー、アラフォーともなれば勤続10年近くになる社員もいる。

そんな「勤続10年女子」の本音に迫っていく。

今回登場するのは、都内でテレビ番組などを手掛けている制作会社の社員として働いている美紀さん(仮名・34歳)。

静岡県静岡市で生まれ育った美紀さんは、小学校教諭だった父と、子育て支援センターのスタッフとして働いていた母と、5歳上の兄と、2歳上の兄の5人家族。剣道が得意だった父はしつけに厳しく、美紀さんは男兄弟の中でたくましく育った。テレビのバラエティー番組に関わりたいと、東京の大学に進学しテレビ局への就職を夢見るが、就活は思ったようにいかず、テレビ局から番組制作を請け負っていた制作会社に入社した。

就職をする前に、両親にはテレビの制作会社に就職が決まったことを報告。最初は不安げだった父も「体に気を付けて頑張りなさい」と言って、引っ越し時の保証人の欄に名前を書いてくれた。「この業界に入ったら長期の休みは取れないと思って」「恋人がいたら別れるよ」「女の子はだいたい3年以内に辞めちゃう」。先輩社員から、いろいろな話を聞くにつれ「自分は違う」「そんなに簡単にあきらめない」と誓って、仕事に没頭した。

深夜番組の企画でキャットファイトに出演してくれる若い女性を求めて、一日中センター街付近に立っていたことも……。リサーチという作業では、朝からずっと国会図書館に閉じこもり、過去に起きた事件のデータを探し続けたこともある。男性が持つのも重いという機材も、周りから馬鹿にされたくはなかったので、自分で運んだこともある。地方ロケ時にパーキングエリアで休憩を取るたびに、先輩社員からソフトクリームをごちそうになり、残さずに食べきらなければならない暗黙のルールの中、無理をして食べてお腹を壊した経験もある。

努力の甲斐があって入社して3年目から、企画会議に出席できるようになった。企画自体は全然通ることがなかったが、テレビ局に入ることができる外部スタッフ用の入館証が渡されたとき、嬉しかったのを覚えている。

母の電話はいつも「今、いい人いるの?」と結婚を迫る…

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