堅実女子ニュース&まとめ 岡崎京子の人気コミックが実写で復活!『リバーズ・エッジ』に見る90年代とは?

キレイの裏にあるドロドロと淀んだモノ

そして、忘れてはいけないのが、岡崎京子の作風です。
いわゆる、男女の恋愛を「壁ドン」だの「胸きゅん」だので片付ける作品では決してありません。彼女の作品は、恋愛を描いているものがほとんどですが、中には暴力もあるし、強烈なベッドシーンもあります。なぜならそれが、リアルだから。

(C)2018「リバーズ・エッジ」制作委員会/岡崎京子・宝島社

CHARAと浅野忠信の娘SUMIREはモデルのこずえ役で登場。 (C)2018「リバーズ・エッジ」制作委員会/岡崎京子・宝島社

『リバーズ・エッジ』以降、彼女の作風は徐々にダークなものへと変わっていきます。死体と高校生という対照的なものを描きながら、美しいものの裏にある淀んだものを引き出す。
この閉塞的な世界感は、整形を繰り返す女優を描いた『ヘルタースケルター』にも通じるものがあります。
除菌・滅菌が行き届いた世の中の裏に潜む沈殿したもの、これに光を当てるのが岡崎京子のスゴイところです。さらにその淀みが20年以上経過した今でも十分に通じる。その表現力も彼女ならではのものです。

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