堅実女子ニュース&まとめ 岡崎京子の人気コミックが実写で復活!『リバーズ・エッジ』に見る90年代とは?

原作を忠実に再現した、こだわりの演出

川沿いの町に暮らすハルナ(二階堂ふみ)。(C)2018「リバーズ・エッジ」制作委員会/岡崎京子・宝島社

本作では、岡崎京子の持ち味を行定監督は忠実に再現しています。
教師や親など、大人がほとんど登場してこない点も原作のまま。ファッションに至っては、当時人気だった服装を参考に今でも通じるものをセレクト。新宿駅のシーンではエキストラに90年代の服を着てもらい、今の時代とわかるものは映さないようにしたのだそう。

そして、ロケ地にはかなり難航したそうです。学校や東京周辺の河川敷は住民がいるため夜間の撮影は禁止。学校はストーリーの内容の関係でNGになることが多かったようです。 
結果、関東近郊のエリアでの撮影許可を取り撮影に挑んだそうです。ロケハンをしていて分かったのが、岡崎京子は東京各地のイメージを引っ張ってきているという点。映画も各地で撮影して組み合わせて編集、結局、ロケ地の選定に2か月半もかかったのだとか……いやはや、スタッフの皆さん、お疲れ様です。

苦労の甲斐があってか、本作は原作に本当に似ている風景がたくさん登場します。大きな鉄橋、雑草が生い茂る河原、廃校舎のある学校、屋上から見える校庭、ハルナが暮らす団地など。原作ファンの人は風景もしっかり見て下さい!

もちろん、若いキャストの熱演にも注目。二階堂ふみは、惜しげも無くヌードを披露。吉沢亮の目力や、恋に依存する女の子の心理を狂気的に演じた森川葵も必見。SUMIREは、透明感のある美貌でモデルこずえのツンとした役柄を好演。さらに、本作で一番難しい役柄でもある、ハルナの友達ルミを演じた土居志央梨は、要チェック!彼女は今後、どんな役にチャレンジするのか、伸びしろのある女優さんなので期待大ですよ。

 

吉沢くんはシーンのほとんどで怪我してます。(C)2018「リバーズ・エッジ」制作委員会/岡崎京子・宝島社

94年に描かれた岡崎京子の世界を、今を代表する若手スターが演じる。さらには岡崎京子が大ファンの小沢健二が曲を提供する。原作をリアルタイムで読み、90年代に青春を過ごした人からすれば感慨深い本作。原作を知らない人も、新鮮な気持ちで10代のストーリーに目をこらして下さい。

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