賛否両論!? ジョン・キャメロン・ミッチェル監督『パーティで女の子に話しかけるには』を楽しむ方法

賛否両論!? ジョン・キャメロン・ミッチェル監督『パーティで女の子に話しかけるには』を楽しむ方法

トランスジェンダーのロックシンガーの愛を描いた『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』で一躍有名になった、ジョン・キャメロン・ミッチェル。彼の最新作『パーティで女の子に話しかけるには』が公開中です。

ちなみに筆者の知り合いは、全然ダメだった!とガッカリしていましたが、筆者は、ドハマり!評価がかなり二極化する本作ですが、実はこれ、当時の文化を知っているか否かが大きく関係するのでは?と分析。

ということで、今回は、映画の舞台となった70年代後半のイギリスのカルチャーを紹介しながら本作の魅力について迫ってみましょう。

ジョン・キャメロン・ミッチェルって誰?

まず、監督についておさらいしておきましょう。
ジョン・キャメロン・ミッチェルは、1963年アメリカテキサス州生まれ。父親が軍人だったため、アメリカやドイツ、スコットランドの基地で育ち、大学では演劇を学びます。

その後、舞台に立ち、俳優デビュー。のちに原作戯曲、主演をつとめた舞台『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』が、1997年オフブロードウェイで大ヒット。映画化も実現し、映画でも自身が脚本・主演・監督をつとめました。

ちなみに監督デビューとなった『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』は、性転換手術をしたのに股間に1インチの塊が残ってしまったヘドウィグが主人公。アニメーションを交えた映像と、きらびやかな衣装、楽曲で情熱的な愛を描きました。

一瞬「え?これどういう映画?」と見る人を驚かせる衝撃的なテーマを扱いながら、決してダークな作品にしない。これがミッチェル監督の魅力です。

そんな彼が手がけた新作が『パーティで女の子に話しかけるには』。

監督:ジョン・キャメロン・ミッチェル 出演:エル・ファニング、アレックス・シャープ、ニコール・キッドマンほか。 全国ロードショー中。 (C)COLONY FILMS LIMITED 2016

舞台は1977年、ロンドン郊外。パンクなのに内気な少年エン(アレックス・シャープ)は、偶然もぐりこんだパーティーで、反抗的な瞳が美しい少女ザン(エル・ファニング)と出会う。大好きなセックス・ピストルズやパンク・ファッションの話に共感してくれるザンと、たちまち恋におちるエン。だが、ふたりに許された自由時間は48時間。彼女は遠い惑星へと帰らなければならないのだ。大人たちが決めたルールに反発したふたりは、危険で大胆な逃避行に出るのだが──。

人間の男の子と宇宙人の女の子の恋愛をテーマにするとは、さすがミッチェル監督ですね。ちなみに本作は、イギリスのSF作家ニール・ゲイマンの小説をベースに監督が脚本を執筆。「カルチャーとサブカルチャーが混在しているところに惹かれた。それに今こそパンクの精神が必要な時代だと感じた」と監督は語っています。

パンクな僕と宇宙人の彼女の恋愛は成り立つか

エル・ファニングが演じる宇宙人のザンは、とってもキュートで反骨精神溢れる女の子。宇宙人ルールに則した生活に嫌気が差し、エンと知り合ったことで地球人としての暮らしを経験します。

一方、ザンに魅力を感じるエン。2人は地球人と宇宙人というボーダーをサラリと飛び越えて、ぐいぐいと距離を縮めていきます。

ザンが着ているコートはヴィンテージ。オーバーサイズで可愛い!(C)COLONY FILMS LIMITED 2016.

よーく考えるとパンクって、映画の舞台となった70年代当時ではかなり異質なものでした。宇宙人ザンも人間からしたら異質ですよね。でも、パンクという視点からエンとザンを見るとふたりとも異質じゃない、いたって普通なパンクなティーンなのです。

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