冬の京都は「特別公開」が目白押し!非公開文化財をめぐる“京の冬の旅”

冬の京都は「特別公開」が目白押し!非公開文化財をめぐる“京の冬の旅”

多くの文化財が点在し、日本を代表する観光地・京都。何度行っても飽きることのない、新しい表情を見せてくれる京都では、年明け1月6日より「京の冬の旅」と題して通常非公開の文化財を期間限定で特別公開します。今回52回目となる同プランは「明治維新」から2018年で150年を迎え、さらに西郷隆盛を主人公とした大河ドラマ「西郷(せご)どん」放映にちなんで、幕末・明治維新や西郷隆盛ゆかりの寺院など15か所を特別公開します。空気が澄みきった冬だからこそ、より鮮明に心に残る、そんな京都の旅をご紹介します。

西郷隆盛と幕末の勤王僧・月照上人が討幕の計画を練ったと伝えられる「東福寺 即宗院」

まず最初に訪れたのは、室町時代に薩摩の守護大名・島津氏久の菩提を弔うため創建された東福寺の塔頭寺院である「東福寺 即宗院(とうふくじ そくしゅういん)」。即宗院は、薩摩藩士・西郷隆盛と幕末の勤王僧・月照上人が密かに討幕の計画を練ったと伝えられており、創建されたのは1387年(嘉慶元年)と歴史ある寺院です。普段は見ることのできない、西郷隆盛や、徳川15代将軍・慶喜直筆の掛け軸などが公開されています。

東福寺の境内の奥にある、偃月橋を渡ったところに門を構える即宗院。

門を越えて、10分ほど山道を登ったところには、西郷隆盛直筆の「東征戦亡の碑」が建てられています。討幕後に西郷隆盛が明治維新での戦死者を弔うために建てられたもので、碑に薩摩から来られた薩摩藩士524名の名が刻まれています。

西郷隆盛と月照上人が最初に討伐の策を練った場所として、ここに石碑を建てられたとされているそうです。

「西郷隆盛公がこの山道を登ったところに大砲を置いて、伏見・鳥羽の戦いの時にここから大砲を撃ったと言い伝えられています。ここで戦が行なわれたのに京都が火の海にならなかったのには訳があるんです。昔は500メートルぐらいしか大砲が飛ばなかったので、届かなかったのです。大砲の音で驚かしただけだと言われています。その結果、早く戦を終わらせることができ、京都が火の海にならなかったとされているんです。」と、前職は住職、現在は閑栖(かんせい)という役職に就かれている杉井玄慎さんから即宗院の歴史の詳細をお話しいただきました。

閑栖(かんせい)の杉井玄慎さん。

本堂では、薩摩藩・島津家から拝領した家紋入りの火鉢や金彩の美しい重箱のほか、西郷隆盛や徳川15代将軍・慶喜の筆による掛け軸が特別に公開されています。

他にも、西郷隆盛が愛された言葉の模写が展示されています。その言葉は『敬天愛人(けいてんあいじん)』。その言葉の意味を閑栖の杉井玄慎さんは「ここに記されている天は神ではなく、運命であり自然というものを指します。西郷隆盛が生まれた薩摩では桜島があり、噴火で多くの人がなくなり、さらに自然災害でも多くの人命が失われています。生き残った人の生きるという価値を西郷は知っていました。薩摩では生きているということは非常に価値があること。運命と自然は敬うものであり、人を愛おしむ、ギブアンドテイクではなく与えるだけでいいという意味が込められています。」とご説明くださいました。

壁の上部に掛けられているのが西郷隆盛の愛した言葉「敬天愛人」。

西郷隆盛の直筆の掛け軸には「温泉即景(おんせんそっけい)」という言葉が記されており、明治6年に明治政府の役職を辞任し、温泉に滞在していた際に読んだ歌とされています。

碑や本堂の他にも即宗院の境内には京の都を感じられるものに溢れています。鎌倉時代に関白を務めた藤原兼実の山荘「月輪殿」の跡地にあたる庭園も京都市の名勝に指定されており、苔の緑色が冬の澄みきった空気の中で一層映えます。激動の時代を生きた西郷隆盛の面影を残す即宗院は1月からの限定公開の機会にぜひ足を運んでみてください。

池とその周囲を巡る園路を中心に作庭された「池泉回遊式庭園」。

庭園は山荘時代の名残をとどめています。モデルは「2017京都・ミスきもの」の境 沙織さん。

東福寺 即宗院
住所:京都市東山区本町15—813
期間:2018年1月6日(土)~3月18日(日)
時間:10:00~16:00(受付終了)
料金:大人600円・小学生300円 ※団体割引あり
交通:JR奈良線 東福寺駅より徒歩12分
※即宗院は庭園以外は一般撮影禁止。今回特別に許可を得て撮影しています。※料金は特別公開時の金額です。

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