【勤続10年女子】英語が生かせる仕事がしたくて商社へ。ビジネス英語が使えず、一般職に~その2~

【勤続10年女子】英語が生かせる仕事がしたくて商社へ。ビジネス英語が使えず、一般職に~その2~

つい先日、仕事で悩んでいた頃に取り寄せた英語翻訳の通信講座のパンフレットや、ワーキングホリデーの案内が、実家の大掃除で出てきた。結局、今の環境を変えるような大きな決断をする勇気が出なかった。最終的に、収入は大幅に下がったが、出張や残業も少ない一般職に変わった。高校時代から、努力をして手に入れた商社ブランドは手放したくなかった。新たな配属先は、営業職の男性のサポートをする部署だった。見積書の作成や、請求書の発行、会議の資料の作成など、英語力も必要なく誰にでもできるような業務内容だった。

社内では、総合職から一般職へ変わった女性は、結婚や育児休暇から戻ると言うようなライフプランを優先したケースが多い。順子さんも、部署異動の際に一般職にかわることが周りに知られると、「結婚!?」と噂が立った。結婚もせず、仕事について行けなくて一般職に変わったため、さらにプライドが傷ついた。

「もしかしたら、仕事も思うようにできず、恋愛も出会いがないのは実家にいるせいかもしれない」。そう考えた順子さんは、一般職に変わった25歳ごろから実家を出るための資金を貯め始めた。ホームステイ先のカナダで見たような、シンプルでおしゃれな家具を置いた部屋に憧れた。仕事がつらくなると、インテリア雑誌を見て「いつかこんな部屋に住むんだ」と励みにした。

就活の時期になると、母校の大学の生徒からOG訪問を依頼される。本気で商社に入りたいと言うよりは、興味本位で「入社できたらいいな」というレベルの学生も多い。最近は、最初から「一般職になりたいんですがどうすればいいんですか」と聞かれるケースも多くなってきた。自分のように「男性と同じように海外で仕事がしたい」と考えるのは、もう一昔前の話なのかもしれない。

今秋の人事で、同期入社だった男性の昇進を知った。「留学経験もなく、TOEICのスコアも自分よりも下だったのに……」。心の中で、モヤモヤした気持ちが渦巻いた。30代に突入し、この先どんどん総合職とのキャリアや収入の差が開いていくのを目の当たりにするのは、辛く感じた。

先日、32歳の誕生日を、豪華なディナーを食べて1人で祝った。29歳の時に、一瞬だけ婚活をしてみたが、周りにいる商社クラスの男性と比べると、どれも見劣りがした。「もしかしたら、一生1人なのかな」。たまにニュースなどで「孤独死」が報道されると、不安になることがある。「奨学金の返済がなければ、あの時、仕事を辞められたかな……」「家が裕福だったら、長期留学もできて、語学力に不自由しなかったかな……」「母親がうるさくなければ、もっと自由に仕事ができたかな……」。たまに、いろいろな後悔が頭をよぎる。

シンプルな家具で揃えた部屋にいるときが、一番自分らしくいられる。

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