【勤続10年女子】「結婚したら家から出られる……」Uターン就職するも、親の介護が待っていた1人っ子の憂鬱~その2~

【勤続10年女子】「結婚したら家から出られる……」Uターン就職するも、親の介護が待っていた1人っ子の憂鬱~その2~

大卒の新卒入社した社員の、入社3年以内の退社が30%とも言われている現代。正規雇用ではない派遣やパート、フリーランスという働き方が多様化する中で、アラサー、アラフォーともなれば勤続10年近くになる社員もいる。

そんな「勤続10年女子」の本音に迫っていく。

今回登場するのは、地方銀行の一般職として働いている佳代子さん(仮名・32歳)。

栃木県で生まれ育った佳代子さんは、公務員だった父と、保険外交員だった母の3人家族。子供の頃から体操教室に通うなど、身体を動かすのが得意だった。中学では陸上部で短距離の練習を励み、高校ではダンス部に入部を希望した。露出が高い衣装を母は嫌がったが、勉強と部活を両立するのを約束し、毎日のように練習に没頭した。両親は、地元の大学に進学するのを望んだが、ダンス部がある東京の女子大に進学。充実した大学生活を送っていたが、母との約束通り就職で地元に戻ることに。

彼女が入社した地方銀行は、入行前の時点で、一般職と総合職とに分かれていた。一般職で入行したばかりの佳代子さんの主な仕事は、営業店と呼ばれる支店で後方事務を行なうことだった。華やかな窓口業務をイメージしていたが、実際は預金や振り込みなどの事務処理を行なう作業がメインだった。月末月初や、五十日と呼ばれる繁忙日はゆっくりと昼ご飯を食べる暇もないほど忙しかった。

配属された営業店には、バブル時代に入行した一般職の女性行員が何人もいた。入行してすぐに、髪色が明るすぎる、書類の書き方が雑など、先輩女性から注意された。ある時は、トイレから戻る時間が長かったのを「遅い、何をしていたの」と言われ、平謝りした。見かねた男性の上司が「まだ若いんだから許してやれよ」と言うと、「社会人としてのマナーができていないから叱っただけ」とさらに口調がきつくなった。もしも自分が先輩の立場になっても、新入社員や後輩に嫌味を言うのは止めよう、そう心に誓った。

入行して2年目に、後方事務から窓口業務も行なうようになった。一般のお客さんからの預金管理などのほかに、資産運用も任されるようになった。新しい金融商品や専門知識などを勉強し、具体的な数字で示せるようになんでもメモを取るようになった。一人一人の顧客に寄り添えるように気を付け、手紙や電話で新商品の提案など続け、実際に窓口まで足を運んでもらえた時には、親しみのある地元の銀行に入行してよかったと感じた。

一般職として入行し、10年が過ぎた。入行5年目に支店を異動した以外は、大きな業務内容の変更もなく、ずっと同じ窓口業務を続けていた。入行したばかりの頃は総合職へのキャリアアップを目標にしていたが、そんな思いも薄れてしまった。仕事は、自宅からの通勤可能範囲での配属替えしかない。大学生の頃とは違い、買い物も自宅から一番近いターミナル駅で済ませるようになった。休日ともなると、職場の同僚らと街ですれ違ったりする。このままでは、新しい出会いがないまま年を取っていくのではないかと不安に感じる。

ある日、父が倒れ自宅介護の日々…

1 2
恋愛運 占い 派遣女子 派遣 不倫 結婚 時短 セカンド 運勢 アプリ 貧困女子 iPhone 浮気事件簿 恋愛 アラサー 恋愛講座 婚活 アラフォー 美人探偵 金運
賢人人気ランキング
人気記事ランキング
Specialコンテンツ
Information
シャアしてね!