【勤続10年女子】母子家庭から大学に進学。奨学金の繰り上げ返金を目指し、仕事に生きる日々~その2~

【勤続10年女子】母子家庭から大学に進学。奨学金の繰り上げ返金を目指し、仕事に生きる日々~その2~

大卒の新卒入社した社員の、入社3年以内の退社が30%とも言われている現代。正規雇用ではない派遣やパート、フリーランスという働き方が多様化する中で、アラサー、アラフォーともなれば勤続10年近くになる社員もいる。

そんな「勤続10年女子」の本音に迫っていく。

今回登場するのは、調味料などを製造販売する食品会社で、営業として働いている彩さん(仮名・33歳)。

東京都で生まれた彩さんは、公務員の父と、パートで働いていた母の3人家族。しかし彼女が4歳の時に、父のモラハラが原因で両親は離婚した。離婚を機に、母の実家がある船橋市に引っ越し、幼少期は祖父母の家で過ごすことも多く、小学校高学年になると料理に興味を持ち、自分で夕飯を作るようになる。漠然と大学進学を希望するようになるも母子家庭のため言い出せずにいたが、高校生の時に母がリストラに遭ってしまう。高卒ゆえ再就職がうまくいかない母を見て、これからは学歴が大切と考えた彼女は母を説得して大学に進学した。

大学に入学すると、オーガニック食品を基本としたカフェでバイトを始めた。それまでチェーン系のファストフードなどでは店員の経験があったが、実際に自分で調理をする店で働くのは初めてだった。そこで、調味料で味が変わることに気がついた。農学部で生物の研究がしたいと思ったことがあったが、大学で食品加工や、調理技術を学ぶようになり、“食事”や“栄養”に関連する仕事が向いているのではないかと考えるようになった。そこで、就職先を食品会社や食材を扱っている商社に絞り、就活を始めた。

気になる会社はすべて説明会に参加し、彼女が通っている大学から就職した人がいるかどうかも調べた。大手から中小企業まで、エントリーが可能な企業にはすべて応募。文系でも研究職へのエントリーは可能だったが、採用人数が多い総合職でトライした。いつかは商品開発に携わりたいと思っていたが、最後はどこでもいいから内定が貰いたいと必死だったのだ。いくつも説明会に参加するうちに、雰囲気が明るく、働いてみたいと感じる企業を見つけた。その会社は筆記試験は適性検査だけで、面接の回数が多いのが特徴だった。「人物重視なら、大学で学んだ栄養学や食育についてアピールできる」と、意気込んだ彩さんは努力の甲斐あって、調味料の製造販売を行なっている企業に入社した。

大学時代は、カフェのバイトで知り合った大学生の彼氏と付き合っていた。同じ年だったが、理系学部に通っていた彼氏は大学院に進学をした。彼女が就活で不採用が続き、落ち込んでいた時に、「それくらいの大学だと落ちても仕方ないよ」と言われ、価値観の違いを感じた。彼氏の母親と会った時も、「母子家庭だったんだ。大変だったわね」と、明るい口調で言われて傷ついた。結局その彼氏とは、就職をきっかけに別れを告げた。

内定が出た時は、真っ先に母に報告をした。「食品会社なら、安定しているじゃない」と言われて、母を安心させることができて嬉しかった。彼氏がいた時は早く結婚したいと思っていたが、リストラされた時の母の姿を思い出すと、「絶対に仕事は辞めたくない」と感じた。

営業先の担当者に、きちんと話を聞いてもらえない日々……

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