堅実女子ニュース&まとめ 【私の場合】上司から“犬”と呼ばれパシリ扱い。捨てられるおにぎりと、自宅に帰れないサービス残業の果てに……~その1~

ハリウッドで表面化したセクハラ問題をきっかけに、SNSなどで性暴力被害者に連帯する「#metoo」運動が拡大。そして、あらゆるハラスメントの根絶、マイノリーティーの安全、平等を求めるセクハラ撲滅運動「TIME’S UP」も注目されるようになりました。そこで目を向けたいのは、一般人である女性が受けたセクハラ、パワハラについて。彼女たちが、様々なハラスメントにどう向き合ったのかを本連載では紹介していきます。

お話を伺った松岡美穂さん(27歳・仮名)は、「片思いした上司からパシリ扱いされ、サービス残業を強要され、疲れ切って会社を辞めました」と言います。美穂さんは都内の女子大でまじめに勉強してきて、人間関係が苦手だそう。袖がフレアになっているファストファッションのベージュのトップスに、シンプルなパンツを合わせています。体型はぽっちゃり目で、かなり胸が大きい。色が白く、肌が全体的にカサついており、二の腕には赤い発疹ができています。バッグはノートPCが入っているのか、ずっしりと重そうなグレーのリュックです。

「リアルではほぼ初恋状態だった上司から、私が片思いをしているのをいいことに、かなり無理難題を押し付けられて、みんなにバラされて“ありえないでしょ、あのブスが”などと言われたので、もう二度と恋愛しません」と淡々と語ります。

美穂さんが勤務していたのは、システム開発会社。

「従業員管理、宿泊施設、医療系などの管理システムを開発する会社に3年間勤務していました。大学を卒業してから2社目です。私がいたのは、社内のシステムを管理したり、他部署の助っ人に行ったりする部門で、出世にガツガツする人もおらず、比較的おおらかな雰囲気だったんですよね」

しかし、業績悪化からコンサルティング会社が入り、不採算部門は整理されることに。美穂さんの部署に新しい上司が来たが、その人に恋をしてしまいます。

「その人は営業のエースと言われ、社長の信頼も篤い42歳の独身男性です。背が高くて胸板が厚くて、顔は若い頃の松平健さんに似ています。目力が強く、いつもいい匂いがする。私は幼い頃から少女漫画をむさぼるように読んで育ったので、カッコよくて仕事や勉強ができる男性以外ダメなんです。でも、その上司は理想的で、すぐに恋をしてしまったんです」

上司に話しかけるとしどろもどろになってしまうが、仕事は120%以上の成果を出そうと頑張った

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