堅実女子ニュース&まとめ 【私の場合】上司から“犬”と呼ばれパシリ扱い。捨てられるおにぎりと、自宅に帰れないサービス残業の果てに……~その2~

ハリウッドから端を発した性暴力被害者に連帯する「#metoo」の世界的な広まり。多くのセレブや著名人が意思を表明しています。

今回は、松岡美穂さん(27歳・仮名)に話を伺いました。彼女はシステム開発の会社に勤務していましたが、最近会社を辞めたばかり。

美穂さんが片思いしていた上司は、部下の残業時間を過度に気にしていたそう。だから美穂さんはサービス残業をしていたと言います。

「恋心とお金は別物なので(笑)、残業をつけようとすると、渋い顔をするんですよね。“なんで時間内にできないの?”などと言われていました。でも、作業量が本当に多いので、絶対にムリなんですよ。仕事をガンガン取ってくるのはいいですが、私は従来の仕事に加えて仕事量が4倍以上になっていましたから。徹夜して会社で寝て、朝から仕事する……というような感じだったので、まともに残業代をつけていたら、天文学的数字になってしまいます。だから最低限の残業代にとどめましたが、それでも渋い顔をする。好きな人が困っている顔は見たくないので、付ける量を減らしました」

ところで、告白後はどうなったのでしょうか。

「何事もない感じで1週間ぐらい過ぎました。その翌週、1泊2日で名古屋のお客さんのところで現場チェックする出張が入り、私が担当していたから私を連れて行くのかと思っていたら、明らかに仕事がデキない後輩の男子と一緒に行っていました。これに対して、私の隣の席の30代の先輩が“松岡、残念だな~”とあざ笑うのです。この時、よくわからないけれど恥ずかしくて顔から火が出る思いでした」

仕事ができる男性上司は、男性部下限定で飲みに行くなど、男ばかりで足場固めをしていたそうです。

「これはアラフォー以上の上司に多いのですが、女性を一緒に仕事をするパートナーと捉えず、便利な召使として、雑用を押し付けるんです。私なんて仕事の他に、タバコやコーヒーを買いに行くなどパシリもしていましたから。毅然として断れない私も悪いんですが、会社という組織は“断ってはいけない”が前提ですよね。出世している男性って、絶対に上の人のイエスマン。下が何かをすると、何かいちゃもんをつけてサッサと切り捨てる。我慢して滅私奉公しないと、会社ではいいポジションにつけない」

それを感じたのは、本当に顧客目線で仕事をする、40代の女性営業担当者が転職したこと。

「仕事は厳しいけれど尊敬していた人が、別会社に転職してしまったんですよ。その人は、丁寧に顧客のコンサルをして、そこから要望を吸い上げたら仕様の変更をかけてくる。そんなことをされるとお客さんは満足しますが、社員の仕事が増えますよね。それって別の側面があって、先方の“上の人”が“いい”といったことを変えるということは、先方のエラい人の顔を潰すことにもなる。男性はそこらへんの力関係の操縦もうまいですよね。現場の人の意見よりも、“上の人”のことを立てるんですよ」

机をたたいてプレッシャーをかけられ、心が疲弊する……

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