堅実女子ニュース&まとめ 【勤続10年女子】 先の見えない不安から、溢れる言葉は嫌味と悪口ばかり……今の私はネガティブモンスター~その2~

3歳年下の妹は、「手に職を付けて結婚しない」と言っていたのに、今年の春に入籍。薫さんは2年前から実家を出て一人暮らしを始めているが、新たな出会いもなく平凡な日々。今でも転職をしようか迷うが、転職サイトを見ても、今よりも条件が悪くなるため踏みとどまっている。

妹を見て結婚したいという気持ちになったが、今は付き合っている彼氏もいない。30歳を前に彼氏と別れてから、婚活をしようという気分にもなれない。元カレは、勤務先と取引がある企業の営業だった。

「元カレとは仕事がきっかけで知り合ったんですけど、親会社に勤務している社員と比べると給料も安いし、出身大学もそんなに良くない……。“もっと良い人がいるんじゃ?”と思うと、積極的に結婚に踏み込めなかったんです」

そんな停滞した日々の中、SEだった同僚女性が1年間の育休の後に職場復帰した。時短勤務のため、残業時間が多い開発課から庶務課に異動して、一緒に働くことに。

「ここが、時短勤務を希望した人が配置されるような“楽な部署”という位置づけなのが、ムカつくんですよね。同僚はもともとはキャリア志向だったのに、今はすっかり育児優先。熱が出ただの、何だのでしょっちゅう早退もされるし、しわ寄せは全部こっちに来るんですよ。残業時間も増えて、私は時短の人の倍働かなくちゃいけないのかって、無性に腹が立つんです。“ワーママだから仕方がない”って周りの態度も許せない。別にこの仕事がすごく好きでやっている訳じゃない、本当は異動したかったのに、出してもらえなかった。自分はこのままで終わるのかって思うとやりきれなくなるんです」

最近、苛立ちから、時短勤務の同僚に「いいよね~、子供がいると早く帰れて」とか、「子供を産むと中年太りするから仕方ないよね」と言ってしまい、一瞬空気が固まった。

仕事を辞めたいと、親会社に勤めている同期入社の友人に相談してみたが、「いまどき大手企業に中途で入社はできないし、ヘッドハンティングされるくらいの能力がなければ、仕事は辞めない方がいい」とアドバイスをされた。その場のノリで婚活を勧められ、マッチングアプリの登録画面を開いたが、結局、本登録をしないでそのまま。

「マッチングアプリなんて、どんな人かよくわからないじゃないですか。既婚者や業者の人にひっかかるのも困るし、まだ30代前半の内は自力で何とかなるんじゃなかと思ってます」

就職は大手に就職することができたが、婚活はもう30代になり自分の“市場価値”を考えると、本当は怖いという。でも、具体的な婚活は何もしていない。

福利厚生がしっかりしている会社なので、休みの日も親会社がスポンサーを務めているスポーツ観戦や、保養施設でのレクリエーションなど、社員同士で一緒に過ごす機会も多い。父親が病気になった時にも心配されたり、親身になってもらえる環境をありがたいとは思う。30代を過ぎ体力も落ちてきているため、今から未経験可の職場やブラック企業といわれているような会社に転職する勇気はない。

最近は勤続年数が長い社員に付与されるリフレッシュ休暇を利用して、大好きな北海道や、台湾、韓国などに大学時代の友人と旅行に出るのが唯一の趣味。でも、この旅行も友人からの誘いがなくなったら行く相手がいなくなってしまうために、どこかで不安に感じている。今は好きなことをするためのお金をもらう仕事だと思って、日々働いている。

本当は沖縄に行ってみたいが、友人が希望する北海道への旅行が多い。

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