のんと片渕監督に聞く、映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の気になる中身

のんと片渕監督に聞く、映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の気になる中身

2016年11月12日に公開スタート。じわじわと口コミで客足が伸び続けて累計動員数209万人、興行収入27億円を記録したアニメーション映画『この世界の片隅に』。現在、松本穂香、松坂桃李らが出演して連続ドラマになり、公開から9か月を経たいまも各地で再上映が繰り返されるなど、この物語に惹きつけられる人が続出しています。そんな映画に新たなエピソードを加えたロングバージョン、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の公開が決定。終戦記念日である8月15日、テアトル新宿で行なわれた再上映にすずの声を演じたのんと片渕須直監督が舞台挨拶のために登壇しました。

『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』

『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』
(配給:東京テアトル)12月テアトル新宿、ユーロスペース他全国ロードショー

(あらすじ)
太平洋戦争中の昭和19年、広島市江波で生れた18歳のすず(のん)は20km離れた呉に嫁ぎ、夫の周作とその家族に囲まれて新たな生活を始める。戦時下、あらゆるものが欠乏していくなかで工夫を凝らし、生活に小さな喜びを見出しながら主婦として一家を支えていくすず。そんなある日、迷い込んだ遊郭でリンと出会って心を通わせるも、リンは周作とつながりがあったことに気づく。一方で戦況は次第に悪化。日本海軍の根拠地だった呉はなんども空襲に襲われ、やがて昭和20年の夏が来る……。

『この世界の片隅に』で組んだ、のんと片渕須直監督。

「ひとつの作品にこれほど長くつきあうのは初めて」(のん)

溶けてしまいそうなほどに暑い新宿の街を抜けてテアトル新宿のロビーに入ると、そこにはムービーやスチールのカメラを抱えたマスコミの人びとが既にたくさん待機しています。あわてて受け付けの列に並ぶと、受付にいたおじさんがニコニコと挨拶をしてくれてほっと一息。そうして『この世界の片隅に』の再上映後に舞台挨拶が始まりました。壇上、主人公のすずを演じたのんの隣には……あれ?さっきの受付のおじさん!?というか片渕監督!取材に来たマスコミ一人ひとりと丁寧に挨拶を交わしていたのが、まさにこの映画をつくった片渕須直監督でした。「初めて舞台挨拶をしたのもこの劇場で2人、今日と同じコンビでした。今日はよろしくお願いします」と頭を下げる片渕監督と、「ひさしぶりにテアトル新宿に来られてうれしいです。今日はよろしくお願します」とすずさんのように素朴な声で語るのんさんと。舞台挨拶が始まりました。

――『この世界の片隅に』は公開から642日を超え、一日も欠かさず全国で上映を続けているそうですね?

片渕「そうなんです。クラウドファンディングで多くの方に支援をお願いしなければつくれないかも、というところから始まった作品ですが、出来上がってからお客さんやマスコミの方、劇場の方らたくさんの応援をいただいて今日に至っています」

のん「ひとつの作品とこれほど長くつきあうのは初めてで、とても貴重な体験だなと。こんなに愛される作品は世界でもこの映画だけじゃないかと思ってしまうくらいです。うれしいです」

――この映画が8月15日に上映されることをどう思いますか?

片渕「お盆ですよね……って話じゃないですね(笑)。もちろん太平洋戦争が終わった日です。じつは映画を制作中、いつ公開するか?という話になると、やっぱり8月だろうという声がたくさんありました。でも僕自身は、そうかなと思って。8月だから戦争のことを思い出す?それ以外は思い出さないの?と。すずさんの人生も8月だけではありません、18年もの人生を生きていたわけです。そういうことをみなさんにわかっていただける機会になるかもしれない――と敢えて夏を避け、物語が冬に始まって冬に終わる映画だからと12月公開になりました。今日もこうして再上映していただきましたが、8月は原爆が落とされた日であり終戦の日でもあります。映画をご覧になった方のなかには親戚の方やおじいちゃんおばあちゃんら、すずさんの生きた時代にどんな生活をしていたのだろう?と物語に重ね合わせて思い出していただける機会になったようです。そうした役目をこの映画が担わせていただけたのならありがたいことだなと」

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