堅実女子ニュース&まとめ 【派遣女子・更新なし】人間関係も仕事も、イヤになったらぶっちぎり。アラサー派遣の逃げの代償~その2~

かつては自分の時間が欲しい、自由な時間を謳歌したいという女性たちに支持された派遣という働き方。今回は、都内で派遣社員をしている山本愛子さん(仮名・33歳)にお話を伺いました。

福島県郡山市で生まれ育った愛子さんは、地元の新聞社に勤務していた父と、産婦人科医院に勤めていた母、3歳年下の弟の4人家族。現在は、実家を出て都内で暮らしています。10代の頃は成績も優秀だったため、県内でも有数の進学校に合格します。高校になると徐々に成績が下降しだし、名の知れたような大学には進学が難しそうと考えました。そこで、鍼灸師の資格が取れる学校に進学しますが、バイトに励んでしまい留年してします。4年かけて卒業し、鍼灸師として都内にある鍼灸院に就職します。

しかし、就職先では1日12時間以上の長時間労働や、休日の他店舗への応援、閉店後に店長との自主練習など、ブラック企業並みに働く日々。ある日、職場を無断欠勤していづらくなり自主退社します。

「地元に戻ったら、親は“(誰か結婚できるような)いい人はいるのか”と毎日のように言うんです。結婚もせずに実家に戻ってきた私の姿を、ご近所に見られるのが“恥ずかしい”と母が言ってくるのがプレッシャーに感じました」

実家では、それまでの東京での付き合いはすべてリセットして、新しい生活をスタートさせていました。

「携帯のメモリも整理しました。番号を変えるのが嫌なので、鍼灸関係の知り合いは着信拒否の設定にしました。地元にいた友人と最初のうちは会うのが楽しかったのですが、みんな結婚したり子どもができていたりでだんだん付き合いが息苦しくなってきたんですよね。会うのもバスの時間に合わせて街まで出てくるので、“何時に会う”というように時間がかなり指定されるんです。こっちはもっと自由に過ごしたいじゃないですか。たまたま約束をしていた時間を忘れてしまい、電話がかかってきて“後で行く”と言ったらひんしゅくを買って誘われなくなりました」

地元で再就職をしようと、就活を始めた愛子さん。再就職では鍼灸師としてではなく、パソコンを使った事務職で探しました。

「ハローワークに通ったのですが、鍼灸院で探すと東京よりもさらに月収が安くなるので鍼灸師はあきらめようと思いました。ちょうど若者のための支援活動の一環で、2週間ほどのパソコン講習会があったので、それに参加してエクセルの使い方を覚えました」

そうして、ハローワークで見つけた法人団体で働き始めます。手取りは10万ちょっとでしたが、再度お金をためて上京しようと思うようになったとか。

「地元では、2回転職しました。朝が早くてつらかったので始業時間が過ぎても連絡をしなかったら、遅刻する時には毎回職場に連絡するように言われたんです。そしたら、ますます連絡するのが億劫になってしまって……。遅刻の報告をしなかったり、メールで欠勤の連絡をしていたら、だんだん職場の人は冷たくなっていきましたね」

30代の「結婚」プレッシャーから逃げたい

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