堅実女子ニュース&まとめ 【私の場合】社会的弱者・女性ライターに暴言、有名評論家の攻撃で折れた心と仕事の道……~その1~

ハリウッドで表面化したセクハラ問題をきっかけに、SNSなどで性暴力被害者に連帯する「#metoo」運動が拡大。そして、あらゆるハラスメントの根絶、マイノリティーの安全、平等を求めるセクハラ撲滅運動「TIME’S UP」も注目されるようになりました。そこで目を向けたいのは、一般人である女性が受けたセクハラ、パワハラについて。彼女たちが、様々なハラスメントにどう向き合ったのかを本連載では紹介していきます。

お話を伺った麻沙美さん(33歳・仮名)は、「3年前、フリーライターとしてPR誌の制作会社に在籍していた時に、オジサンたちからサンドバッグにされました」と言います。彼女は地方の国立大学卒業後、公務員として県庁に勤務していましたが1年で退職。時間だけでなく、“考え方”さえも管理される環境に耐えられなかったそうです。

「公務員ってものすごく閉鎖的な世界なんです。人間関係が狭く、休暇中に何をしているかまで把握され、上司は部下のSNSの内容をチェックしています。意味がない雑用が多いし、ルーティンワークが多い。県会議員のオジサンたちはセクハラしてくるし、“こんなところで働いているよりも、お嫁に行った方が幸せになれる”などと言い、変な男を紹介してくる。半分、ケンカ腰で辞めました」

麻沙美さんは大学時代から貯金が趣味で、23歳で退職したときに400万円くらい手元にあったそうです。

「1年くらいかけて世界旅行に出かけて、そのときの友達を頼って東京に出てきました。三軒茶屋の飲み屋さんで、たまたま大手出版社の人と出会い、“うちの雑誌で仕事しない?”と誘われて、女性誌の編集部に入りました。編集部の人はとても仕事熱心で、社員もフリーも分け隔てなく、一緒にいいページを作ろうとがんばった。思えば、あの2年間が一番幸せでした」

人は権威に弱い生き物だ、と有名雑誌の編集部で仕事をしていた時に痛感

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