朝晩と寒さが強まってくるこの季節。冷えた体を温めてくれるのは、やはり“お風呂”ですよね。ところで一口にお風呂といっても「熱めの温度で短時間浸かる」タイプもいれば、「ぬるめの温度でゆっくり浸かる」タイプもいます。人によって入浴スタイルはさまざまだと思いますが、好みのスタイルに県民性は関係しているのでしょうか?そこで今回は「リンナイ株式会社」による、全国47都道府県の男女を対象とした「入浴」に関する意識調査をご紹介します。
湯船につかる時間は全体の約7割が10分以下に
こちらによると、日本人が湯船につかる平均時間は「12.6分」だそう。ほか湯船につかる時間の分布図は、以下の通りとなっています。

美容のためには「ぬるめのお湯で長い時間半身浴」が推奨されている風潮もありますが、30分以上浸かっている人はごく少数派です。
全体を見ると、「1~10分」が67.2%で圧倒的に多いことが分かります。一方残りの32.8%は10分以上となっており、長い人は40分を超える人も。そういった少数派の長風呂の人の割合に引っ張られ、平均時間が10分超える結果となっているようです。
さらに同調査では都道府県別の湯船につかる平均時間を調査。長い県と短い県のそれぞれベスト5は以下の通りとなっています。
- 湯船につかる平均時間が長い都道府県
1位 千葉県……15.5分
2位 山形県……15.4分
3位 茨城県……14.6分
4位 奈良県……14.3分
4位 静岡県……14.3分
- 湯船につかる平均時間が短い都道府県
1位 沖縄県 9.5分
1位 愛媛県 9.5分
3位 高知県 9.9分
4位 鳥取県 10.0分
5位 香川県 10.4分
湯船に浸かる時間が長いのは寒い地域かと思いきや、1位は「千葉県」。唯一2位の山形県は豪雪地帯ですが、ほかランクインしている県は当てはまりません。どうやら湯船に浸かる時間の長さと気候は、あまり関係がないことが分かります。
しかし「短い時間」では沖縄県をはじめ、四国と中国地方が独占!寒い地域はまったくランクインしていませんでした。比較的暖かい地方で湯船に浸かる時間が短くなる傾向は、あるといえそうです。