女子のすぐそこにある恐怖|「やりがいのある仕事」という言葉の魔力、入社してわかったパワハラ社長の思惑~その1~

女子のすぐそこにある恐怖|「やりがいのある仕事」という言葉の魔力、入社してわかったパワハラ社長の思惑~その1~

平和で穏やかな日々を過ごしていたのに、あるきっかけで世にも恐ろしい体験をしてしまう……まさに一寸先は闇。一番怖いのは人間?働く女性たちが体験した、「本当に怖いと思った」出来事を取材していく本シリーズ。

転職サイトを覗いたことがある人ならわかると思いますが、揃いも揃って「やりがいアリ」とか「努力した人ほど結果が出せる」というわりと強めのワードが並んでますよね。それだけ現代は仕事に+αの要素を求める人が多いというのも事実。その上、「感謝される」と言われたら……。しかし、やりがいを求めた結果、とんでもない事態が待ち受けているとしたら怖いですね。今回は、そんなやりがいある仕事に借金を作らされそうになったアラサー女子のお話です。

得意の空手が役に立たないほどの威嚇

 現在無職の依田かなでさん(34歳・仮名)は、がっしりした体型とはうらはらに、ちょっとした物音にすぐにびくっとなってしまうそうです。筆者が「どうしたのですか?」と聞くと、こんな答えが返ってきました。

「すみません。ちょっと前まで怒鳴られたりモノを投げつけられたりと、とにかく威嚇される毎日だったので……。

私、空手やってたんです。親が『何かあったときのために』って半ば強制的に習わされていましたけど、いざとなったとき、そんなの役に立たないって思いました」

そんなかなでさんの目はすっかりおびえ切っていましたが、なんとか絞り出すように自分のことを話し始めました。

「2年ほど無職だったんです。前の会社辞めてリハビリ受けてたんですけど、次第に焦りが出てきて働かなくちゃ申し訳ないと、勇気出して求人情報誌にある『資格取得費用は会社持ち』『これからの高齢社会に役に立つ仕事』という言葉に惹かれて、とある介護系の求人を受けたんです。それまでの仕事はもうできないと思ってたので。でも、これも間違いでした」

そう言うと、かなでさんはため息をついて目線を下に落としました。

社長の一声でトラックドライバーの道へ

 そもそも、かなでさんは地元の高校を卒業後、運送会社に就職して事務として働いていました。まじめで正確な仕事ぶりと、ちょっとした荷物の搬入を率先して行う積極性にドライバーからの信頼もあったといいます。

「事務のおばちゃんたちがときどき賄いを作るような、ちっちゃな会社でした。会社では最年少だったこともあり、みんなによくしてもらってすごく楽しかったんです」

入社から3年が過ぎたころ、かなでさんは、社長に呼び出されてこう切り出されます。

「『依田はガタイがいい。そこらへんのひょろい男よりも力がある。今の給与の2倍は出すから、ドライバーやってみたらええ』って。びっくりしましたが、収入が増えるので二つ返事で引き受けたんです」

それから、業務の合間に教習所に通うことになりましたが、みんな好意的にかなでさんの挑戦を応援していたといいます。

「まだ21でしたし体力は余っていたんですね(笑)。それに、その頃は空手を続けてましたから筋力もあったんです」

かくして、かなでさんは大型免許を取得。晴れて、女性トラックドライバーの道を歩き出します。

「すごく努力するってこんなにすがすがしい感じなんだって、はじめて知りました。仕事はそれなりに真面目にやってたんですけど、どこか年下だってことで甘えがあったんですね」

順風満帆に見えたかなでさんのドライバー人生。ところが、彼女を不運が襲います。

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