堅実女子ニュース&まとめ 飲み会シーズンはセクハラにも気を付けて!堅実女子のためのセクハラの対処法~その1~

国際NGOプラン・インターナショナルの調査によると、女性へのセクシャルハラスメントの84%が公共の場で行なわれているといいます。

これは、発展途上国を含む世界でのデータです。「2018年10月11日は『国際ガールズ・デー』でした。これにあたり、思春期の女の子や若い女性の『安全なまちづくり』に関する意識調査を世界22か国で実施したところ、セクハラが女性が直面している最も大きな危険性であることが明らかになったのです」(プラン・インターナショナル・城谷尚子さん)

そのセクハラの内容は、ひやかし、痴漢行為、ストーキング、嫌がらせや凝視など。このようなセクハラが、日常的に行なわれていることがわかりました。

なお日本で痴漢行為が頻発していることは、世界的にも知られています。2017年10月にフランス在住の作家・佐々木くみさんが、フランス人の小説家エマヌエル・アルノーさんと共著で『Tchikan(痴漢)』という本を出版され、痴漢を含む日本のセクシャルハラスメントについて広まりました。

日本の特徴は、強い立場にある加害者に加担する「二次被害」的セクハラ

女性問題に詳しい、プラン・インターナショナルのジェンダー・アドバイザーの福沢恵子さんに日本のセクシャルハラスメントの特徴について伺いました。

「日本のセクハラは、セクハラの加害者に周囲が加担する『二次被害』が多いと感じます。これは、事件が明るみに出た後、周囲が加害者側に加担して『被害者にも隙があったのではないか』とか『2人で飲みに行くほうが間違っている』などとして、加害者を正当化してしまうケースです。これは海外でも起こっており『himpathy』(sympathy・同情+him・彼)という新しい言葉もできました」(福沢さん)

会社のセクハラから身を守る「嘘も方便作戦」

この背景にあるのは、セクハラは権力者から、立場の弱い人に行うという大前提です。権力がある人のセクハラ行為が明るみに出てても、非難されないどころか、「加害者にも過失があった」とされてしまう。周囲の人が加害者(権力者)に加担して“おこぼれ”をもらおうとする人が少なくない。これが『himpathy』を助長するのです。

「セクハラの加害者は、力関係に敏感。社内で相対的な立場の弱い人に対して行ないます。後ろ盾がある社長や権力者の娘には、セクハラの加害者は手出ししません。これを逆手にとって身を守るという考え方もあります」(福沢さん)

例えば「親や親戚に弁護士がいる」とか「彼が法律に詳しい」など後ろに“庇護する人”を演出すればいいのです。これは、セクハラからの有効な自衛策。

「自分を守るために“嘘も方便”を使うのはアリです。相手は人を値踏みをして、自分より下だと思うから平気で無礼な行動をとるのです」(福沢さん)

福沢恵子さん……早稲田大学政治経済学部在学中に女子学生の作る就職情報誌「私たちの就職手帖」を創刊、初代編集長となる。 卒業後朝日新聞記者を経て、東京家政大学人間文化研究所助教授、日本女子大学客員教授などを歴任。(公財)プラン・インターナショナル・ジャパン ジェンダーアドバイザー。 専門分野はジェンダー論、キャリア開発論など。

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