【貧困女子】クライアントのパワハラでうつ退職……親子逆転介護で自責の日々の果て~その2~

【貧困女子】クライアントのパワハラでうつ退職……親子逆転介護で自責の日々の果て~その2~

数年前までは普通の生活をしていたのに、気が付けば貧困と言われる状況になってしまった女性たち。今回お話を伺った、米田みどりさん(仮名・35歳)は半年前に千葉県の実家から出てきたばかり。海外留学の経験もある彼女が、貧困状態にある理由とは?

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結局、元彼の家を出る時に決まったのは、寮完備の部品工場。職場は、東京から電車で2時間半程度。無言で部品を組み立て続ける仕事だったと言います。

「住み込みで働けるところを探していて、すぐに検索で引っかかったところに、ネットで応募したら採用されました。給料は寮費を引いた後の手取りが24万円。週5勤務で毎日8時間、立ちっぱなしで無言で部品を組み立て続ける仕事です。休憩までトイレにも行けないし、自分が人間じゃなくなったように感じてすごく辛かった。1日誰ともしゃべらなくて、声が出にくくなったこともありました。結局、2か月で辞めて、その後は寮がある都内の飲食店に勤務しました。でも、30歳を超えて寮生活しているなんて、我ながら、『なんでこんなことしているんだ……』と。ここも1か月しか続かず、実家に帰ることにしたんです」

この3か月間で、うつが悪化。毎晩のようにお酒を飲むようになっていて、肝臓の状態も悪くなっていたそうです。

「人間扱いされない仕事をしていると、辛くてお酒を飲んでしまうんです。過去のいろんなことを思いだして、『なんであの時、あんな選択をしてしまったんだろう』とか、『あのパワハラクライアントになんであんなに反応しちゃったんだろう』とか、『元彼は、私を突き放してくれればよかったのに』『そもそも留学なんてしなければよかったのに』などと考えていると、頭の中が不安でいっぱいになって、ボン!って爆発するんです」

思いが爆発すると、心臓がドキンと脈打つ。「なんで自分は弱いんだ」と自分を責め、「私なんて死んでしまえばいい」と強く思ってしまうそう。

「そうすると眠れなくなって、お酒に手が伸びる。そして、自分を傷つけたくなるんですよ。髪の毛を切ったり、自分の太ももをあざが出るくらい叩いたりして、我に返ると『なんでこんな思春期みたいなことをしているんだ』と自己嫌悪になる。死にたいと何度も思いました。いよいよヤバいと思った時に、母に電話して『お母さん、ごめんね。私もうダメだわ』と言ったら、『何を言っているの!あんたの留学費用はどうすんのよ』と怒鳴られて、我に返りました。そうだ、まだ生きなくちゃ、と」

実家に帰ってから、最初の1年間は母親も優しかったそうです。いたわるようにケアしてくれたといいます。

「ほぼ引きこもり生活だったので、親子逆介護状態。過呼吸やパニック、幻覚とかもありました。複数の薬を飲んでいて、体が思うように動かない日も多く、仕事どころじゃない。生きているだけで精いっぱいなんですよ。でも、そんな状況が長引くと、母もうんざりしてきたみたいで、『働かざる者、食うべからず』などとチクチク嫌味を言うんです」

みどりさんが実家に帰ってから、母親も体調を崩して心療内科に通い始めました。

「メンタルの不調もうつると思いました。あんなに空気を読まず、傍若無人だった母が、不眠症や動悸に悩まされている。自己嫌悪になりました。しかし母は友達が多いから、私の世話をそこそこにして、なるべく家にいないようにするという選択をしたんです。すると、たちまち元気になっていきました」

実家に帰って3年目に農家の手伝いを始めたことは、好転の兆しか?

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